乗合タクシー体験 | キャリアシグマイズな日々

キャリアシグマイズな日々

長年勤めた会社を離れて冒険中!
新しい世界や大事な人たちとの出会い、そして辞めなければ
気づかなかったであろう感情などを経験しています。
ちょっとハラハラドキドキ、ちょっと反省、でも楽しんで暮らしてま~す。
「足跡の和」がキャリアシグマイズです。

滞在時にメリハリをつけて行動するのが私流。
ホテルもショボいか豪華か、食事もファーストフードか3つ星か、といった感じ。
全てをほどほどにとは思わない。

で、毎日ダンスレッスンに通うのにホテルから4回タクシーを使うことになるので、目安としていくらくらいなのか、とか、体験することが好きだ、といったことをガイドさんに伝えていたら、乗合タクシーの存在を教えてくれた。
価格は1回10cup、1cuc=25cupなので、1cucを払うと15cupのお釣りがくるというもの。

滞在の初日は1日ガイドさんが一緒に行動してくれたので、その都度乗り方を伝授。スペイン語を話せないわけだから、この乗り方だけは伝授してもわない限り厳しいけど、わかれば簡単。

とはいっても、何度か失敗もしました。
乗合と思ってタクシーに乗ったら違っていて5cuc要求されたり、1cuc払ってお釣りが12cupしかこなかったり。
この国には様々な人種の人たちが共存しているので、外国人だからという差別は全くない。ただ、観光客だというそぶりが見えた途端の豹変ぶりがものすごい。
お釣りが12cupしかこなかった時も、ちょっとカメラで外を撮影したからだった様子。

ただ、そんな出来事以上に面白い体験が何度もできました。
乗合タクシー、超サイコーなんです。

手を上げて乗合タクシーを捕まえる。
目的地を言って、タクシーが向かおうとしている方向が同じなら乗せてくれる。
乗り合わせる人たちも様々、現地の人も当然使うし、私のような外国人もいる。
タクシーによっては音楽を大きな音で流していたり、道が悪い上にメチャクチャ古い車なので軋むしバウンドするし、ドアもそっと締めないと外れそう。
エンジンの音も半端なく大きい、後ろから聞こえてきたエンジン音で大型車かなって振り向くと、よくもまぁこんな小さな車がそれだけの音出せるってくらいの「ぶ~ん」音。そして嫌いだけど懐かしい排気ガスの臭い。
乗った後にちゃんとロックがかかっているか確かめつつ、かかってない可能性を考えて、左に曲がるときにはドアに寄りかからずに、むしろドアを支えたりして「theポンコツ」の極み。手入れだけはよくされています。

運転席のバックミラーに人形やぬいぐるみをぶら下げていたり、ダッシュボードに飾りを乗せてたり、あとは窓の日よけに10cupと5cupを分けて丸めて1枚1枚タバコのようにして釣銭用に準備していたり。そんなところに無用心さを感じたりもします。
そして降りる時がまた面白い。
乗っている途中で目的地を忘れられ下ろしてもらえなかったり(言ったら2ブロック歩いて戻るよう言われました)、ホテル近くで「ここ曲がったところだから」と途中で降ろされるのは乗合タクシーだからあり得る。あとは、間違って1通の出口に来ちゃったらバックでホテル前に乗り付けてくれたり。やることハチャメチャ。

乗合タクシー。たぶん、後部座席の人、ドア押さえてます。


街並みは新市街と旧市街では全く違う。
新市街の方はブラジルかアルゼンチン、要は南米っぽい感じ。
ただ浮浪者のような人が一人もおらず、身なりも皆身綺麗にしている。
コロンもつけているので、男性からも女性からもいい匂いがする。
洗濯物の生乾きだったり汗臭い私の方がかしこまってしまうくらい。
だから不安全さをちっとも感じない。
工事現場のおじさん、おばさん、自転車タクシーを漕ぐ人、道端で井戸端会議をしている人、どの人たちも表情に豊かさがある。

人たちの様子は旧市街でも同様。
もしかしたら旧市街の方が観光客とそれを相手にする人たちが多いかもしれない程度。声をかけられる頻度も旧市街の方が頻繁。
それでも、1度声をかけてしつこく付きまとうことはない。
ちなみに私の装いは、ほぼフォーエバー21製でリュックしょったサングラス顏。だから明らかに外国人だとはわかるるけど観光客に見られなかったのかもしれないが。

こんなんだったら南米はもちろん、スペイン語圏内で言ったらマドリードの方がよっぽど緊張して過ごしていた。
ただ夜は危険かな。人がどうこうだと言う前に、物理的に街灯が少ないので、暗すぎて歩けません。

そして毎日、旧市街にタクシーで向かうときに不思議な感情が沸き起こる。時には涙が出てくる。
朽ち果てたアパート、ほぼ柱しか残っていない建物。
ここに人が住んでいるのだろうか?住んでいた時代はどんな感じだったんだろう。
やせ細った体型の自転車タクシー運転手が体格の大きな白人の外国人を乗せて自転車をこぐ姿。
ダンスを通して通常より深く触れられる彼らの考え方や性格。
頑固さといい加減さ、ボロボロさと気高さの対比。
翻弄?矛盾?楽園?
この国に来る前に読んだ本の情報と相まって様々な単語が頭に浮かんでくる。
出国するまであと5日。
もっと理解したいな。