冬の迷信(2) | オプティマルヘルス 最上級の健康を目指しながら豊かな人生を!

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オプティマルヘルスとは、心も身体も生き生きとし、70歳なら70歳で作りうる最善の健康、20歳なら20歳の、つまりその時の年齢での人間として最善の(Optimal)健康状態を『生涯続ける』ことです。

季節と同様、緯度も相関性のある要因となります。緯度が高いと冬に風邪やインフルエンザになる確率も高くなる傾向があります。これもまた日照条件によるものです。緯度の高い地域では、より日が短く、浴びることのできる日光もそれだけ少量になってしまいます。緯度の高い地域の冬がより厳しいことと、体調を崩しやすいということを昔の人々が関連づけたのは無理もありませ ん。それはビタミンDと健康の関連性が明らかになるよりもずっと前、医師にさえ細菌やウイルスという概念がなかった時代のことだったのですから。でも、今の私たちにはもっと豊富な知識があります。

 

風邪やインフルエンザに季節性が認められるのは、寒い時期になると室内で過ごす時間が長くなり、さらに集まる人数も増えるためです。ビタミンD量が低下して抵抗力が弱まっている状態で密集していると、 感染症はすぐに広まります。

 

これまでに言い聞かされてきたことと違うとしても、寒いだけでは病気になりません。風邪やインフルエンザにかかるのは、ライノウイルス(風邪の病原菌)やインフルエンザのウイルスと接触したためです。病原菌との接触を最低限にするために、この冬を機に望ましい衛生習慣を身に付けましょう。

 

まずはこまめに手を洗うことです。買い物かごや階段の手すり、お手洗いの蛇口、共用コンピューターのキーボードなど、不特定多数の人が頻繁に接触するものに手を触れた後は特に清潔にしたいものです。ドアノブひとつでも、あなたの前に触れた人が感染症の病原菌の持ち主であったかどうかを知る術はありません。

 

頻繁に手洗いをしていても、目や鼻、口にはなるべく手を触れないようにしましょう。平均的には、人間は1時間に3.6回、自分の顔に触れるそうです。目や鼻、口に手が触れるたびに、手に付着していたばい菌が運ばれてしまう可能性 があります。ばい菌にとって、目や鼻、口は都合の良い入り口になります。ばい菌が体内に入るのを防げば、様々な症状が引き起こされるのも防ぐことができます。
 

それでも風邪をひいてしまったら、仕事や学校は休んで、不要不急の外出も控えましょう。自宅で静かに療養するのは、快復に役立つだけでなく、友達や同僚に病原菌をまき散らさないためでもあります。感染症のもとになる病原菌を持つ人が職場や学校など人の集まる場所を避けるようにすれば、それだけ病気になる人を減らすことができます。

 

季節に関係なく、適切な衛生習慣はばい菌や病気を避けるうえで有益です。

 

寒いから風邪を引くのではないとは言え、体を温かく保つようにすることは大切です。それは、低温に長時間さらされると、低体温などで体に害が及ぶ危険性は確かにあるからです。適切な服装で屋外に出て、少しでも多く太陽の光を浴びれば、免疫系が強化されます。風邪やインフルエンザにかかりやすい季節も、上手に工夫して元気に乗り切りましょう。

 

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