しょせん人間はもろい

だから些細な言葉や仕草に

心が折れる 疲れる

だから私は

気を遣うのではなく

気をつける

君に夢を観させるつもりはない

現実を見せる

生き様の

集大成だ

時の流れを理解しつつも気にしない

あせる余裕があれば動く

人生に無駄は与えられてないはずだから


人の愚かさを

その人に教えてあげる勇気があるなら笑え

自分の愚かさにはどうせ苦笑い


泣きたい気分は押さえない

泣けばいい

怒りたいときは怒れ

声を出して怒れ


始まりも経過も結果も今がベストだ

そう思って歩く

立ち止まらないが休む


新年に思う

まとまりのない言葉たちだけど

真実の叫びだ

やれやれ

月が未だ未だなどと


年の瀬なのに未だ未だなどと


通りすぎた

今を笑うじゃなく


ただ見送る


あぁ

傍らの

温もりが

本物だ


あなたが叫ぶ


今来の喜び

未だたどり着けない

そんな想い

今は確かにある

そんな想い


たどり着いた昨日の感覚もある

たどり着けないはずの明日に


なにか期待するのは

間違いですか




町のはずれに大きな樹がそびえたってその中腹に街全体が見える朽ち果てた小さな小屋がある。もう爺さんになった光くん達が子供の頃に作った秘密基地だ。そこには今は森の番人であるフクロウのトツド爺さんが住んでいる。最近街の老人達がこっそりとその小屋に集まり、なにかしているらしい。今日も又、小屋に灯りが灯った。何をしているんだろうか?ちょっと覗いてみようか?

叶えられない夢は多いけど

眼の前の現実は素敵だ

夕日に照らされた影が名もなき花を包み

早めの夜を誘う

まだ眠くないよと言いたげに

名もなき花が君を見つめた

あなたもひとりぽっちなのねと

か細く響く声が風に消されたけれど

見つめ合った二人には言葉はいらない

赤く染まった全てに

泣いた跡すら消された

このまま紅い世界がいいな

 

           byオッポ

あくまでも個人的な意識なんだけど

人に好かれているのか

好かれていないのか

それは問題じゃない

多分

私が

自分を

自分のどこが

好きかなのかわかっているかいないか

それだけ


自分の嫌いなとこは無い

そんなナルシストで

良いんじゃないかな


歳を重ねて

ナルシストになれば良いかな


ある日王様は夢のお告げを聞いた。

それは『この王国の中に心の底からは笑っていない不幸な民がいる。なんとかその民を探し出して笑顔を与えるように』というお告げだった。


 

 

王様:『のう、大臣よ我が国の民は皆がみな幸せとはかぎらんようじゃな。』
大臣:『え?王様、それはどういう事でございましょう?』大臣は王様の言葉に少し驚きました。
大臣:『どうかなされましたか?』
王様:『実はな、昨夜夢のお告げがあってのうなんでもこの国に心の奥そこから一度も笑ったことのない不幸な民がおるそうなんじゃ。それでな、わしが国民一人ひとりに逢うてその苦しみから救ってやろうと思うのじゃがな。』そう言って大臣に王国の民を連れてくるように命令した。
大臣:『さようでございますか。かしこまりました。王国には365人の民がおります。今日から一人ひとり逢うとして、丁度1年かかりますがよろしいでしょうか?』

王様:『よし早速、手配せよ。わしが民を救おう。』その日から毎日まいにち王様は民に逢い、話をしましたいよいよ最後の一人と逢う日が終わりました。



 

 

 

王様:『のう大臣よ。今日まで王国のすべての民と逢うた。じゃが、皆の者それぞれ幸せそうな顔をしておった。あの夢のお告げはまちがいじゃったのかのう?』そういうと、王様はひとり部屋に帰っていきました。364人の民とあった王様、部屋へ帰り、最後の一人を鏡の中に見つけ泣き崩れてしまいました。365人めの民を目の前にして。そて、王様が本当にに笑う日はくるのでしょうか?

 

 

 

 一年を72の季節に分けた魔法使いが住んでいるという不思議な森がありました。誰も近づいたことのない噂話の中だけの不思議な森でした。実はその不思議な森に行かなければならない事件が起こったのです。王様の城はその森の南のはずれにありました。緑と水にあふれたとても美しい城です。その中でも、小高い丘のふもとにある湖のほとりは、この国の民や森の仲間たちが詩を歌ったりダンスをしたり、時には恋を語り、時には涙を流す。そんな風景がいつでも繰り返されているみんなのお気に入りの場所でした。ところが、今日は何か少し違うんです。うわさ風くんが、城に舞い降りたみたいですね。

 

 

 

 

大臣:『国王!なにやら湖のほうで民どもが騒いでおります。おしらべ隊の出動をご命令ください。』
国王:『何?民どもが騒いでおる?ん~そうか⁉』しばらく考えていた国王ついに決断しました。
国王:『わしが参ろう直接わしが行ってみる。馬を引け~』そういうと、兵隊を引き連れ湖のほうへ出かけていきました。さて、湖で何が起こっているんでしょうね。

 

 

 

 

 森へ入る手前に、すこし耳の遠い老夫婦が暮らしています。今にも壊れそうな、ふる~い小屋に住んでます。森の守り人『ローとビィ』です。なんだか、いつもと違うふんいきに落ち着かないみたいですね。
ビィ:『ねぇ、ロー、気のせいかしら、少しお部屋が揺れている気がするの』どうやらいつもとどこか違う雰囲気に、怯えているみたいです。
ロー:『そうだね。何かいつもと違うねわたしが見てこよう』そう言って、ローは、森の入口の方へ歩き出しました。
王様の馬:『どけどけ‼ 王様が通る。どけどけ‼』王様の馬が大きな声で叫んでいます。少し耳の遠いローにもはっきり聞こえるくらいの大きな声です。
ロー:『はい、すぐどきますから、もっとゆっくりお歩き下さい。見てごらんなさい。あなたの足元に咲いている、あなたの好きな青草もソッポを向いてますよ』その言葉を聞いて、王様の馬は歩けなくなりました。そりゃそうですね。青草にソッポ向かれたら、明日から何を食べたらいいかわかりませんもんね。そういうわけで、王様たちは馬を降り、歩いていくことになりました。
王様:『ローとか申したの。湖へ参ろうと想うのじゃが、道案内お願いしてもよいか?』

 

 

 

 


ローには、はっきり聴こえていなかったのですが、なんとなく解ったみたいですね。湖に向かい歩き始めました。

 

船客もいないのに、湖に浮かんだ木の葉の舟が、急ぎ足で水面を駆けぬけていた。国の民たちもその木の葉のレースを微笑みながら楽しんでいました。しかし、反対側の岸辺では、人が集まり何か騒いでいるようですね。見ると、倒れている謎の旅人を、みんなが何故か震えながら見つめています。
 あ!王様が到着したみたいですよ。
王様:『皆の者、もう心配はいらん。わしが来たからには何も心配はいらん』と王様の大きな声が響きました。『何があったのか、誰か申せ』と自慢のひげを撫でながら、周りを見渡しました。

 

 

 

 


王国の民:『王様、申し上げます。旅人が、見知らぬ謎の旅人が、倒れております。』と何故か震えながら、そう言いました。
王様:『ふむ、倒れておるなら看病してやればよい。何をそんなに怯えておるのじゃ?』王様は不思議でたまりませんでした。

王国の民:『それが王様、あ~旅人が、旅人が』そこまで言うと、何故か逃げ出してしまったのです。他の民もみんな抱き合い震えています。
王様:『え~い、なにがなんだかわからんのう』そう言って、旅人の肩に手をかけ、話しかけようとしました。そして、旅人が起き上がり王様のほうに顔を向けた、その瞬間。

 

 


 

王様:『ギャ~!』王様の声が、森中に響き渡りました。なんと、その旅人には顔が、顔がなかったのです。目も鼻も口も耳もない、なんとまあ、奇妙な旅人だったのです。さて、いったいこの旅人は誰なのでしょう?何処から来たのでしょう?そして何故、顔がないのでしょう?国王は?王国の民は?いったいどうなるんでしょうか? 

 

顔のない見知らぬ謎の旅人。王様はその男を目の前に困り果てていました。そこに、道案内をしてくれた『ロー』が近づき、紙と鉛筆をその男の手に握らせました。

ロー:『王様わしら夫婦は耳が聞こえづらくて、こうやって文字で意思を伝え合っております。この男、文字なら書けるのではないでしょうか?』と告げました。

王様:『おお!それは良い考えじゃ。早速、試すがよかろう』そう言うと、その男に鉛筆と紙を渡しました。一瞬、男が喜んだような動きを見せましたがなんせ、のっぺらぼう、誰も表情が読めません。

 

 

 

そんな中、その男は、迷うことなく、すらすらと何やら書いています。

『村の北の外れ、魔女、魔法、逃げた。顔を取られた』何やら意味の解らない言葉ですね。そして謎の男はそれを差し出した。

ロー:『ほれ、王様、この通りこの者は自分の意思を持っております。別に怪しいものではないと思われます』

王様:『そのようじゃな。どれどれわしにも見せてみい』そう言って男の書いた文字を読み始めました。手や肩が震えだし、顔もみるみる赤くなっていきました。どうやら王様、随分怒っているみたいですね。

王様:『なんとひどい事をする魔女じゃ。わしが参って直接話をする事にするぞ』大臣に向かってそう叫びました。

大臣:『王様、それは大変危険でございます。ここは兵を出し、一気に攻め落としてはいかがでしょうか』そう王様に進言しました。

 

 

 

 

 

 

王様は争うことが嫌いです。隣り合う王国とも何度も話し合いを重ね、皆で領地を分け合い、水や食料もすべて分け合い、争うことなく森を守ってきました。だから他の国を攻めて、物事を解決することは大っ嫌いだったのです。そこで王様が言いました。

王様:『魔女といえども話せばわかる。すぐに使いを出し、わしの思いを魔女に伝えるのじゃ』そう言って、その謎の男を連れ王国へ帰って行きました。最初落ち着かなかった謎の男も王様や周りの人間に優しくされ、どうやら落ち着きを取り戻し、穏やかな表情になってきたように見えました…と言っても、のっぺらぼうですから、誰にも表情は読めませんでした。

 

 

 

 

 

何日か経ち、魔女からの手紙が使者によって届きました。その手紙には、こう書いていました。

魔女:『私の魔法の犠牲者ではないと思いますが、困っていらっしゃるなら、私が魔法を解くお手伝いをして差し上げましょう』と書いてあった。

王様や城の者も、大変喜びました。しかし、もう一枚の手紙に書いてある内容を知り、みんなの顔が一瞬で曇りました。なんとその手紙には、皆の憩いの場所である、あの湖を魔女の国の領土として、差し出せという条件が書いてあったのです。

 

 

王様は考えました。なんせあの湖は、みんなが幼い頃から遊んだ思い出の場所、すべての国民が今も楽しんでいる大事な場所だったのですから。

 

 

 

中には戦さをおこし、魔女の国を滅ぼそうと言う者もいました。しかし王様は、争い事が大っ嫌いです。そこで再び、国民の一人一人に会い意見を聞いてみることにしました。その結果は、『話し合い182名、戦さ182名と半々に分かれてしまいました

あとは、王様の決断次第です。さて王様はどう決断するんでしょうね。王様は自分の部屋に戻り、鏡をみながら考えはじめました。そして、ついに決断したみたいです。

王様:『手紙を書け、わしが直接話をしに参ると、魔女の国へ使者をやれ』と言って旅に出ました。

 

 

北の魔法の国へ行くには、いくつもの山や谷を超えていかなければならないのですが、王様はくじけそうな兵を励ましながら旅を続け、三日後にやっと魔女の国へたどり着く事が出来ました。雨や風に悩まされ、つらい旅でしたが共に旅をしている、のっぺらぼうの男を見ていると、なぜか愛おしい思いがつのり、王様は疲れというものをまったく感じていませんでした。不思議ですよね。見知らぬ謎の男のための旅だというのに。ほんとに王様は優しい方なんですね。

 

 

 

 

 

 

いよいよ魔女と会う日が来ました。王様はどんな話をするんでしょうね。皆がかたずをの、んで見守るなか、王様は馬を降り魔女の前にひざまずき、ゆっくりと話始めました。

王様:『わしは、国民みなのために国を守ってきた。しかし今回は、なぜだかわからぬが、この謎の男のために、すべてを失ってもよいと考えておる。わしらが住んでおる国の中でも、あの湖は皆にとっても、大事な場所じゃ。手放したくない場所じゃ。じゃがこの謎の男の顔を取り戻す事が本当に出来るというのなら、わしはその領土を手放してもよいと考えておる。湖はそなたの国の領地とするがよい。じゃから、この男の魔法を解いてもらいたい』そう言うと王様は、なんと額を地面につけるくらいのお辞儀をしました。それには、魔女も皆もびっくり!ここまでされては、魔法を解いてやるしかないみたいですね。

 

 

そして魔女は、謎の男を引き連れ洞窟の中に入って行きました。三日が過ぎ、そして四日目の朝、洞窟の中から『おお~!』という大きな声と共に、一人の男が走り出て来ました。

 

 

 

その顔には、目も鼻も口も耳もすべて戻っていました。そして王様のもとに駆け寄り深々とお辞儀をした後、顔を上げ王様と向き合いました。王様は、その男の顔をみてびっくり!その男も王様の顔を見て、びっくりしました。それはなんと、30年前に森の中で遊んでいたときにはぐれた、まぎれもない王様の弟だったのです。

 

 

 

 

旅の途中で王様が愛おしく感じた意味が、やっと分かりましたね。実の弟だったのですね。二人は抱き合い泣いて、そして故郷である王国へ帰って行きました。王国へ帰り、皆が喜びに包まれている中、王様は部屋へ戻り鏡を覗き込みました。

 

 

 

 

 

そこには、涙を流しながらも笑っている365人目の笑顔がありました。いやいや正確に言うと366人目の笑顔ですけどね。これで全ての国民が笑顔になりましたね。

めでたしめでたし。王様のお話おしまい。