繁 殖 引 退 | おっぽの会ブログ

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保護犬・保護猫達の日常の様子、お世話の風景など


だれかが卒業したら
新しい子をレスキューして
また
居場所を作ってあげられる


パピーばかり目立つのは
パピーが決まりやすく
その枠が入れ替わりやすいためです


今回、
長らく開かなかった大型犬舎
愛之助が卒業したことで
その枠が空き
久しぶりに成犬が
仲間入りしました


アンジェリーナちゃん



どんなに入れたくても
犬舎が空かなければ
待機、となり

助けたくても
無理のできない線引きもあります

なんでも
かんでも
助けたい気持ちとは裏腹に

なんでも
かんでも
助けていたら
全てがなくなることも承知で
代表が全て
背負っていること。



感情がひとつのだとするなら
パピーたちは
その箱すらない状態なので
経験を重ねて
自由な形の箱を作るのです

一方で
引退犬や
ぞんざいに扱われてきた放棄の子などは
小さな頃に作った
感情の箱だけがあり
でも中身は
空っぽか
あるいは
偏った感情でいっぱいか、に
わかれているように見えます



保護したては
もちろん緊張しています
でも
どのこも
最初
目がガラス玉のようで
なんにも
うつってないなあと
思います。


感情の箱ができ始めた頃から
なんにもない体に
命を宿されて
愛してようが
愛してまいが
関係なく
否応なく
それらを何度も
取られる

そんなことを繰り返したら
アイデンティティは
満足感
幸福感
自己肯定感や、自信は
どこへ
行けと言うのでしょうか
 

あのね
彼女たちに
なにも
残るはずがないんです

なにかを感じるきっかけが
なんにもないのに
何者にも
成りようがないんです


自死するのは人間だけです

どんな地獄が有ろうとも
いま
肺が機能するから
心臓が脈打つから
生命維持するから
生きている
しか
ない地獄が
この世には腐り尽くすほどある。

歳を重ねて引退すると
里子のハードルも上がります

こんなに
頑張ってきたのに
頑張った年数が長いからこそ
誰にも
選ばれないなんて。

できることなら
私が里親になりたい!と
みんな思っています

でも、
そうじゃない

それじゃあ、終わらない
変わらない
だから
私たちにできることは
「伝えていくこと」

この子の魅力
真実、未来を、伝えていくこと。

そして
感情の箱の
蓋を開けること。

安心を与えること

欲張っていいと教えること

本来のこの子らしさを
気長に引き出すこと



でも
そこまでです



そこから先は
感情の箱を満たしていくのは
ずっとの家族であり
めくるめく変化の喜びを
感じることができるのは
里親様の特権です

うちには
7歳の時におっぽから託してもらった
繁殖引退のあーこがいます
もうすぐ9歳になります


おっぽにいた頃のあーこ



うちでお散歩するあーこ



おっぽで開けてもらった箱の中、

発露していく感情はね

目に見えるんですよ。


うちにきたときには

リビングでくつろぐことはできず、

来客があると隠れ

家庭犬一年生はメンタル変動も激しく

まるで警戒心の強い、

だけどなにも知らないパピーのようで

でも


愛するほど

時間を重ねるほど

撫でるほど

名前を呼ぶほど


心が動く音が

聞こえています



できなかったことができる

あるいは

この子の中の当たり前や

ルーティンが良いほうこうに

崩れて解けていく


そして、

わがやの、一員となる。


どんな映画にも負けない

幸せのドキュメンタリーです



繁殖引退犬

何歳でも、幸せになれることの

証明です



26日に開催されます触れ合い会、

小型犬メインになりますが

同じく繁殖引退犬の


しずかと、



マカロンも




参加しますよ


他にはけんけん、アンディも飛び出すハート



成犬の魅力を知って欲しい

可愛さを伝えたい


ハンデのあるパピーたちも同じです。


会場にはそんな思いのスタッフが

当日気合い入れて

参加しますので


例えば保護犬を迎えたいけど…という

悩みがあったり、

ボランティアをしたいけど踏み出せないな

と言う方は

ぜひ、お時間許すかぎり

お話しにきてください



たくさんたくさん

伝えます


受け取る覚悟は良いですか😊




いくつでも

どんな過去があっても

未来を信じています


あなたに会うために産まれてきたねと

一頭でも多くのその瞬間に

繋ぐために


今日も明日も

お世話を続けるシェルターより


井上でした



触れ合い会来てくださいね‼️