『私的小説技法① 変化する魅力』何事も、その変化に魅力があるもんです。特に、思いがけない急激な変化というのは、注目してしまいますね。予想を裏切って、読者をドキリとさせてみたい、ドSな作者の私…リンクameblo.jp


物書きお休み中で更新が途絶えておりました。

今回のテーマは
「細かい設定の重要性」
小説の骨格は、テーマ・あらすじ・プロット。
それに加えて、設定を決めること。

特にキャラクターについては、職業の他、家族構成・生い立ち等、家系図や年表にして作ったりします。
ストーリーに登場しない部分であっても、そこまで細かく設定しておくと、キャラの存在感が出るのです。
人の性格は、生まれながらに持っている部分と、環境から影響を受ける部分があると思います。
性格や癖も、設定で動機を与えると、非常に生き生きとリアルになります。


キャラクター以外について。
時代背景、土地、風習や法律…。
非現実の世界のお話ならば、より細かく自分でその世界を作り込んでおかねばなりません。

私が去年書いていた小説は、フランスの話でしたので、フランスの文化、歴史、民族、宗教、教育を調べました。
また、キャラクターが住んでいるアパートも、パリの地図を見ながら、何処に住んでいるか設定し、仮定の職場までの通勤ルートまで検索。
不動産情報で間取りやインテリア等も決めました。

日本の話ならある程度は分かりますので、そこまで調べなくても書けますね。

取材記事でも書くのか?ってくらいに決めておくと、後々楽です。
ストーリーを入れ替えた時でも、筋が繋がっているので、混乱しません。


そして、設定した世界に行くことが出来ます。
映画の中に入り込んだ様に。夢を見ている様に。
私の場合は、頭の中の空想世界で見聞きした事を文章にしている感じになります。

作り込んでいればいる程、キャラクターは勝手に動いて台詞を喋るし、書こうとせずとも、ストーリーは映像として脳内に流れて来ます。

不思議でおかしく思われるでしょうか?
スピリチュアルな話ではないですよ(笑)