家が完成しました

「Bahay Kuboに住んで養豚がしたい！」と言う、

ほぼ思いつきで始めてしまった家作り。

200坪ある草だらけの土地を、

「1000里の道も1歩から」と、ひたすら草を刈り、

家の基礎が完成する前に、

Bahay Kuboが到着してしまい、

数えきれないトラブルに見舞われ、

家の20倍は費用がかかった塀を作り、

キッチンやバス＆トイレも出来上がり、

ナンやカンやしてたら、

隣の家は一瞬で出来上がってました。

基礎の分、階段がきゅうになってしまったので、

コンクリ砂に混じってる大きな石を集め、

コンクリートで固めながら、

１ステップ分の石段を作りました。

YouTubeを見ただけで、

こんなのを作ってしまった僕は凄いなと。

塀や豚小屋も完成間近になり、

門も取り付けて完成しました。

豚小屋も完成し、

あとは子豚をブチ込んでブーブー言わせるだけです。

家の中といえば、

そこらで自生してる植物を引っこ抜いてきて飾ったり、

南国のリゾート感を出そうとしてたんですが、

一気に現実へと引き戻すテレビと、

縁が光るデカすぎるマウスパット、、、と言うかPCマットに、

スピーカーが下品に光るカラオケ機によって、

ナチュラル感がゼロになりました。

それでも庭には、

これも自生してた花を引っこ抜いたり切ったりしてきて、

ほら、僕ってお花が好きじゃないですか。

綺麗なお花に水やりしてると癒されるじゃないですか。

もう完全にオツムがお花畑になってる僕ですが、

真ん中には小鳥の餌やり場を作りまして、

ガールウォッチングはやめて、バードウォッチングをしております。

今のところ、隣が飼ってるニワトリしか来てませんが。

電気もWi-Fiも繋がったんですが、

ナント、、、まだ水道が繋がってません。

近所の家からホースで水を流し、

タンクや樽に貯めて使ってますが、

生きるためには「水」が一番大事なんじゃないかと、

体に彫ってしまうのも分かる気がします。

あ、そーそー、

フィリピン人って、なんでも自分で直してしまうというか、

いろんなスキルを持ってるんですね。

先日も壊れた炊飯器を直してもらいまして、

ちょうど扇風機がレベル１の風力しか出なくなったので、

ここは僕が直したろうと、

モーター部分の砂ホコリを掃除し、

オイルをさして組み上げたら、

ウンともスンとも言わなくなり、

完全にお亡くなりになりました。

知らないことはヤラないことにしました。

ではまたー！

伝統住居のBahay Kubo

最近はトライシクルを６台所有し、

（エンジンにかけられた血はアヒルの血。無事故祈願だそうです）

それをレンタルする商売をしたりとか、

サリサリストアでチビチビとお米を売るのではなく、

２５キロを１袋ツケで渡し、月に２回の支払いで（フィリピンは給料日が月に２回あります）利益を得たり、

まー、なんかその程度でも食費とか光熱費には困らない感じになってるんですが、

養豚がしたいなーというのは以前から思ってまして、

そんな時、遠出をした帰りの国道沿いで、

フィリピンの昔ながらの家を売ってるとこを見つけたんですね。

Bahay Kuboと言うんですが、

以前フィリピンに旅行できた時、

宿泊したコテージがまさにコレでして、

すごく心地よかった記憶があるんです。

「コレが欲しい！」となり、

「養豚もしたい！」というのがマッチしまして、

両方できる「土地を探そう！」となったわけです。

何気に現在、

山の上に買った土地や、

その近くの土地を所有してる人が、

「お前のバイクと俺の土地を交換してくれ」と言われ、

ちょうど余計なペイントでダサくなったバイクに嫌気が刺してたのと、

超お得な交換条件に二つ返事でOKし、

他にも２つ、投資目的でもある土地とかで、

土地転がしでもするのか？みたいな勢いなんですが、

豚を飼える環境ではなく、

ネットで土地探ししてると、川沿いで２００坪くらいの土地を発見。

早速アポを取り見に行き、イメージを膨らませると、、、

（写真の左半分くらい）

手前にBahay Kubo、その奥にキッチンとバス＆トイレをBahay Kubo風に作る。

真ん中は庭にして、川沿いに豚小屋。

イメージが完璧にできた僕は即購入。

こうなると止まらない僕は、

その足でトライシクルで４０〜５０分のBahay Kuboが売ってるところへ行き、

「コレ１つください」と。

土地と家が揃ったらいても立ってもいられず、

早速バイトを雇って基礎を作ることにしました。

基礎といっても、下にコンクリートを敷き詰め、

その上にBahay kuboを乗せる感じ。

炎天下での草刈りはかなりシンドかったのですが、

まだまだ草は残ってる。

でもこの調子だと来月中旬には完成しそうな勢いです。

問題は、

誰が豚の世話をするのか、、、です。

フィリピンで骨折した時の治療法

前回のブログで、足の骨にヒビが入った報告をしましたが、

右足の中指がグニャーッと曲がって、足の甲あたりにヒビが入ったようで。

腫れてたので、早速氷で冷やしたりしてたんですが、

ドラッグストアに冷感湿布を買いに行くと、

サロンパスを渡されたんですね。

いや、これは温感だろ？と思い、冷やすやつを聞いたのですが、そんなもんないとのこと。

地元の人に聞くと、

ある葉っぱを茹でて、それを塗ると良いらしく、

早速試したんですが、もちろん治るわけもなく、

骨にヒビが入ってる時は、そのズレを治せばいいと、

グリグリとマッサージされたんですが、

「骨にヒビが入った時は、安静にして腫れてる場合は冷やす」

これが常識と思ってたので、斬新な治療法だなと、痛みを我慢してたら、

翌日はもっと腫れてました。

他には、生姜を茹でた後のカスを貼っとけば治る、とか、

生姜を茹でたお湯に足をつけて温めるとか、

僕が常識と思ってた「冷やす」とは真逆のことをされてた結果、

余計と悪くなっていったわけです。

「こんなんで治るわけねーだろ！」と、内心は思いつつも、

ほら、僕って人の善意を、たとえそれが１００％間違った行為だとしても、

親切な行為を無にしない男じゃないですか。

でも、コイツらに任せてたら足が何本あっても足りないぞ？と思い、

町の中心部にある総合病院的なところへ行き、

ココだったらちゃんと診断してくれるだろうと思ったのですが、

触診されてから、レントゲンを撮ると言うことでレントゲン室に行くと、

診察台で昼寝をする技師がいました。

先生に「いつもこうなった場合はどんな治療されてたか？」と聞かれ、

「ロキソニン湿布を貼って冷やし、鎮痛剤を飲んでました」と答えると、

「ロキソニン？」「なんじゃそりゃ」みたいなジェスチャーをされ、

「とにかく冷感湿布と鎮痛剤をくれ」というと、

なんと病院にも冷感湿布というものは存在しないとのこと。

とりあえず鎮痛剤だけもらって帰宅したんですが、

そうこうしてるうちに足を痛めてから１ヶ月以上過ぎ、

もう最後は神様にお願いするしかないと、教会へ行きました。

「神様、どーか僕の足を、、、フィリピンのデタラメな治療からお護りください」

そして数日後、

今度は何やら地元で有名な、なんでも治す天才がいるという情報を得まして、

もう僕はフィリピン人を２００％信用してないので、

どうかと思いながらも、これは神のお告げか？と思い行ってきました。

日本でいう接骨院的なところでして、

奥に見える超汚いベッドを見た瞬間「終わったな」と思ったんですが、

天才が登場し、僕の足を見た瞬間、椅子に座ったままの施術になり、

あの汚いベッドに寝ずに済んだだけでも「神様ありがとう」となり、

片腕しかない天才は、器用に僕の足をグリグリし始め、

足の甲と、膝を指圧し終わりました。

「帰りにアソコの葉っぱを取って、足に貼っておきなさい」と言われ、

天才のいうことを素直に聞きました。

そして翌日。

痛みがほとんどなくなってました。

これは、生姜でも、変な葉っぱでも、指圧でもなんでもなく、

時間薬だと思います。