フィリピンで骨折した時の治療法
前回のブログで、足の骨にヒビが入った報告をしましたが、
右足の中指がグニャーッと曲がって、足の甲あたりにヒビが入ったようで。
腫れてたので、早速氷で冷やしたりしてたんですが、
ドラッグストアに冷感湿布を買いに行くと、
サロンパスを渡されたんですね。
いや、これは温感だろ?と思い、冷やすやつを聞いたのですが、そんなもんないとのこと。
地元の人に聞くと、
ある葉っぱを茹でて、それを塗ると良いらしく、
早速試したんですが、もちろん治るわけもなく、
骨にヒビが入ってる時は、そのズレを治せばいいと、
グリグリとマッサージされたんですが、
「骨にヒビが入った時は、安静にして腫れてる場合は冷やす」
これが常識と思ってたので、斬新な治療法だなと、痛みを我慢してたら、
翌日はもっと腫れてました。
他には、生姜を茹でた後のカスを貼っとけば治る、とか、
生姜を茹でたお湯に足をつけて温めるとか、
僕が常識と思ってた「冷やす」とは真逆のことをされてた結果、
余計と悪くなっていったわけです。
「こんなんで治るわけねーだろ!」と、内心は思いつつも、
ほら、僕って人の善意を、たとえそれが100%間違った行為だとしても、
親切な行為を無にしない男じゃないですか。
でも、コイツらに任せてたら足が何本あっても足りないぞ?と思い、
町の中心部にある総合病院的なところへ行き、
ココだったらちゃんと診断してくれるだろうと思ったのですが、
触診されてから、レントゲンを撮ると言うことでレントゲン室に行くと、
診察台で昼寝をする技師がいました。
先生に「いつもこうなった場合はどんな治療されてたか?」と聞かれ、
「ロキソニン湿布を貼って冷やし、鎮痛剤を飲んでました」と答えると、
「ロキソニン?」「なんじゃそりゃ」みたいなジェスチャーをされ、
「とにかく冷感湿布と鎮痛剤をくれ」というと、
なんと病院にも冷感湿布というものは存在しないとのこと。
とりあえず鎮痛剤だけもらって帰宅したんですが、
そうこうしてるうちに足を痛めてから1ヶ月以上過ぎ、
もう最後は神様にお願いするしかないと、教会へ行きました。
「神様、どーか僕の足を、、、フィリピンのデタラメな治療からお護りください」
そして数日後、
今度は何やら地元で有名な、なんでも治す天才がいるという情報を得まして、
もう僕はフィリピン人を200%信用してないので、
どうかと思いながらも、これは神のお告げか?と思い行ってきました。
日本でいう接骨院的なところでして、
奥に見える超汚いベッドを見た瞬間「終わったな」と思ったんですが、
天才が登場し、僕の足を見た瞬間、椅子に座ったままの施術になり、
あの汚いベッドに寝ずに済んだだけでも「神様ありがとう」となり、
片腕しかない天才は、器用に僕の足をグリグリし始め、
足の甲と、膝を指圧し終わりました。
「帰りにアソコの葉っぱを取って、足に貼っておきなさい」と言われ、
天才のいうことを素直に聞きました。
そして翌日。
痛みがほとんどなくなってました。
これは、生姜でも、変な葉っぱでも、指圧でもなんでもなく、
時間薬だと思います。