今日は比較的暖かったようです。

昨日まで身に纏っていたスウェットを脱ぎ、かすかな夏の名残を楽しむ事が出来ました。


散歩の途中、雲の切れ間から時折のぞく太陽の顔。

最近の天候のせいなのか、天からの特別な恵みのように思えました。

まるで貴重で希少な自分の存在を私たちに再認識してもらおうと、あえて焦らしているようにも見えます。


私たちの目の前に漠然と存在している、普段は気にも留めない数々の幸せ。

改めて考えさせられます。


たまにしか見えてこない幸福な未来へ続く道も同じです。

よく目を凝らして探さないと見えません。

でもほんの少し首を傾けるだけで、ほんの少し背伸びをするだけで、至極簡単に見えてくる未来もあるのでしょう。


まだ見つけていない、見つけられていない自分の未来へと続く道。

その存在に気付けた人は一刻も早く吟味すると良いと思います。


その道は直ぐに隠れてしまいます。

そして次の機会はいつ訪れるのか分かりません。


でも顔を常に上に向け続けていれば、きっとその一瞬の邂逅に遭遇する事が出来ます。


今朝、このところ出不精だった太陽を見てふとそんな事を思いました。



二日続けて雨降りです。

昨日は「ま、いっか」なんて割りと余裕で過ごしていました。

今思えば「降っても一日、明日は晴れる」などと安易な考えに浸っていたのかもしれません。

そんな前提で今朝散歩に出かけようとしたものですから、玄関を開けた時の衝撃は少なくはありませんでした。


まあ、とりあえず傘をさして歩きましたが。


まるで秋雨のテンプレートのように、しとしとと冷たく降り続けています。

どこまで歩いても、どこを見渡しても、自分の上下左右全てが雨に覆われています。

世界全土で雨降りではないだろうかと思えてきます。

長い長い水のトンネルです。

トンネルなので出口は間違いなく存在して、その先には雨の代わりに太陽が降り注いでいるのです。


明日は抜けられるのかな、このトンネル。

あまりに暗くて冷たいこのトンネル。


人生においてもきっと同じなんでしょうね。


暗くて冷たいトンネルに入ったとしても、出口は確実に存在するんだし、そう言っている間にも少しずつ近づいている。

こう思わないと救われないし報われないと思います。



朝から冷たい雨が降っています。

とりあえず散歩はしました。

いつもと違った靴の感触。

傘をたたく不規則な雨音。

モノクロームに染まった街並み。


帰宅して一息。


自らに課している課題のひとつひとつを思い浮かべると、うんざりしてきました。

そんな時、散歩中通りがかった田園の光景がふと頭をよぎりました。


「やけに鮮やかだったな、あの緑」


濡れそぼったモノクロの味気ない世界の中、匂い立つような生気を発する命の姿が私の頭の中で構築されました。


その瞬間です、楽になったのは。

「今日は雨だからまったり過ごすか」


ごろんと横になってケバケバしいTV画面に顔を向けました。