独立前に働いていたサロンの後輩が独立するに
あたって相談したいという事で食事に行ってきました。
嬉しい事にいろんな人から独立の相談を受ける事が
多いんですが、毎回思うのが昔の自分ってこんな感じ
だったんだろうな~ってこと。
理想のサロンを作る為に分からないながら必死で動き
だそうとしている。
がむしゃらな感じがいいんですよね~^^
皮肉な事に技術系の仕事を選んだ人間にとって技術
を突き詰めていった結果独立して、自分の歩んだ道が
正しかったことを実証したくなるんですが、その結果
技術ではなく数字とにらめっこしなくてはいけなくなる
ことが多くなるんです。
これは経営者としては当然なんだけどね。
ただ美容師さんが独立しようと思う時ってまさに自分が
そうだったんだけど、「売り上げは後から付いてくる」って
思っちゃうんですよね。
技術を追求するのと売り上げを追求するのがイコールになら
ないと言いますか.....
「売り上げ向上」を意識すると「技術レベルの向上」を無視して
いるように感じる美容師さんは多いのが現状かもしれません。
本来はイコールなんですけどね。
もちろん「接客の向上」が重要なのは言うまでもありませんよ!
自分一人で営業するのであれば好きなように動けばいいんです。
ミスってお給料取れなくても自分が我慢すればいいだけだから。
でも一人でもスタッフを入れるのであれば「その人の生活を守る」という
ことも重要な仕事であると認識しなければダメだし、それを受け入れる
事こそ最初の仕事かもしれませんね。
理想や夢はいっぱいあるでしょう。
でも独立は「夢」では無く「現実の世界」の話です。
お給料も家賃も税金も返済も.........
継続して営業出来てこそ、その先の理想や夢を追えるのです。
「与えられたフィールドで頑張れない人間に夢を語る資格はない。」
反感を買いそうですが僕の好きな言葉です。
最後に必要なのは何が何でもやってやる!という決意です。
今日の後輩からはそれが感じられました。
そんな後輩を見て初心を思い出すことが出来た一日でした。