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ていねいな仕事で笑顔を生み出す!
上手な美容師である前に優しい美容師である!

横浜でそんな美容室を目指して頑張っています。

先日の続きです。

自分も含めてですが、子供の頃を振り返ると、与え続けられて育って来たように
思えます。
家庭にしろ学校にしろ選択肢が用意された中で選ぶ。
もしその中に欲しいものがなければ次の選択肢がでてくる。

「そんな事ないよ!」

とおっしゃる方もいらっしゃるとは思いますが。


もちろん子供の時はそれが普通だし、ある意味、用意されないと生きてさえ
いけないのかも知れません。
でも、私たちは大人です。 社会人です。
会社はサークルでも習い事の場でもありません。
お金を払うのではなく、お金を頂く場です。


なのに、実際は
「会社は何もしてくれない。」と嘆いている人が多いのはとても残念です。

「会社はコロコロ方針が変わる。何を信じていいか分からない。」
当たり前です。 状況が変わっているのですから。
ちなみに大抵の場合、変わっているのは「方針」ではなく「方法」です。



私たちの美容室にも美容学校生の方が面接に来てくれます。
「サロンの方向性はなんですか?」
「スタイリストには何年でなれますか?」
「撮影、ヘアショウはやってますか?」
判を押したようにこの質問がきます。

「このサロンに入れば自分にはどんな得があるのですか?」
そう聞いているように思えます。

「私の得意分野はooです。 これをこのサロンで生かしたいです」
「oo年以内にはデビューします。 そのために練習がんばります」
「今まで自分で撮影した作品です。 見て下さい」
こんなコメントをしてくれる子に来て欲しいものです。



数年前、旅行でタイに行った時の事です。
深夜タクシーに乗って信号待ちで止まりました。
中央分離帯に6才くらいの男の子が2人座り込んでおしゃべりをしていました。

その時は信号が変わってわたり損ねたのかな? くらいにしか思いませんでした。
が、車が止まると、その男の子がいきなり前に止まっているベンツの窓を
吹き出し、運転手からチップをもらい、また中央分離帯に戻って行ったのです。

なるほど。

彼らには生きる為に得た知恵であり、その為の方法なんだ!


私には彼らと同じくらいの甥っ子がいます。
その生活環境の差に愕然としました。

甥っ子より遥かに強い。

それは環境により、好むと好まざるを関係なく、
「そうするしかなかった」事により培われた強さなのでしょう。

まさに生き抜く力です。



もし、社員全員がこのハングリーな捉え方で仕事に携わる事が出来たら
確実にその会社は成長するでしょうし、自然と次の新入社員が育っていく
事でしょう。

もちろん理想です。
でも理想や夢がなければ社長なんてやってられませんよ!!