漁村の父娘

沖縄に逃げた母と高校生の娘

ゲイであることを半ばオープンにしながらオープンにできない男とその兄夫婦

それぞれそこに、犯人っぽい訳アリ男が加わった三つの並行ストーリーと

そこに殺人犯を追う警官の葛藤

の4つのストーリーが繰り広げられる

 

それぞれが、訳アリなひとをどこまで信じられるか、距離感の難しさに苦しむ

 

殺人事件を扱うサスペンスでありながら、

信じるということの大切さと難しさ

同性愛、沖縄基地問題といったテーマを織り交ぜた社会性

 

映画も観てみたい

 

土地勘のない京都が舞台じゃないということで手にした

 

そして、安定の森見ワールド

 

ストーリーは理屈で理解しようとしてはいけない

目の前で展開されるまま読み進めるのがよし

 

それが森見ワールド

 

休みとなった月曜日。

どうやって過ごそうか考えた結果、「映画を観る」

何を観るか?の答えが「8番出口」。

 

久々に、背筋がぞくぞく。そんなシーンが3回くらいあった。

 

ラストの地下鉄のシーン

妊娠した彼女ともうまくやっていけるだろうな

と思った。

 

アルフレードがトトに残した遺品

 

映画が大好きだったトト

小さな田舎の村にいてはダメだとアルフレードから強く言われ、それを守ったトト

 

そして、検閲でカットしたキスシーンをつなぎ合わせた遺品のフィルムを観る、映画監督として成功したトト

人生の方向性を示してくれた原点である映画を、自身の一生をかけて伝えてくれたアルフレードへの感謝の涙だったのか

そんな原点を改めて観て、懐かしむ涙なのか

 

確かに何度も観たくなる作品。

 

 

 

ヤクザが荒れた高校を再生させるはなし

 

手を出さず、声を出さず、背中で主張

そんな姿が高校生の気持ちを動かす

 

阿岐本のおやじの懐の深さには憧れる

 

最後は大学の付属高校になる道を選ぶ

ちょっと拍子抜けのエンディングだった