「使者」と書いて「ツナグ」
4つのエピソードを通した「使者」見習いの高校生のはなし
後からの種明かしは、これぞ辻村ワールドな展開
死者の目線にさらされることは必要なことなのかもしれない、お天道様がみていると思うのと同じに
あの人ならどう言っただろう。ずっと想像して生きる。
死んでしまった人に相談したくてもそれはかなわないから
ふつうはそこであきらめるところ、そんな願いをかなえてくれるのがツナグ
確かにそんな人がいれば助かることもあるのかも
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アイドルの心得
死を覚悟したOLが突然死したバラエティータレントに会う
みんな平等に不公平と割り切り 気持ちを持ち直す
長男の心得
堅物長男社長が死んだ母親に会う
自分の長男が死んだ父とすでに会っていることを知る 頼りなく見えた息子は心配ないと気付く
長男の一番の気がかりは「家」が途絶えないこと
親友の心得
演劇部で主役を取られた女子高生が自転車事故死したその親友と会う。
自分の殺意ある行動を親友に目撃されていたことを別れてから知らされ、罪悪感に崩れ落ちる
この中で一番つらいエピソード
待ち人の心得
サラリーマンと失踪していた彼女が会う
告げようとした真実を伝える前に事故死したことを知り、気持ちを前向きにして歩き出せそうになる
使者の心得
見習い使者・歩美の祖母へのやさしさにホッとする
成長した歩美の姿がみれるという続編が読みたい



