信頼して待つことは 覚悟もいるけど すてきなこと | 自閉症、発達障がいのお子さんの気持ちがわかるキネシオロジー

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言葉が遅い、出てこない、話すのが苦手!でも、お子さんは伝えたい言葉をもっていて、それを伝えようとしています。その言葉を受信するには、まずはかかわる人が、素直に受けとめる準備をすること♪自分と仲良くなるセラピーを提供しています。

昨日書いたブログー
子育てしてないわたしが
書けることなんて
なんにもないと
おこがましいと
書くのを控えてたけど

今は
自然に溢れ出る言葉を
ただ書こうと思う。

昨日
バイト先の先生と
お子さんのやりとりを見ていて

信頼して待つこと

とっても大事だなと
あらためて
学ばせていただいたよ。

そのお子さん
Nちゃんの自立活動
個別指導の様子は

もともと
毎週見せていただいていたの。

非常勤講師は主担当として
入れないから
サブとして入っていたのね。


今回
Nちゃんの担当の先生が
変わるのと

わたしがたまたまその時間
かかわっているお子さんが
休みだったので

一緒にくっついて
様子を見せてもらったの。

お子さんというのは
担当の先生が変わると

ほんと
見せる表情も行動も変わるよ。

学校あるあるだけども。笑

お子さんにとって
先生とのかかわりが
学びになったら最高だよね。

話を元に戻して。

担当の先生が変わっても
Nちゃんにとっては
担任の先生なので
初対面ではないんだけど

今度
Nちゃんの
新しく担当になるM先生は

わたしと同い年で
ベテランの先生。

お子さんの動きを
とても大切にする方なんだ。

昨日は
入れ子構造(マトリューシュカ)
のようになってる
布製の袋を
ファスナーを開けて
次々袋を取り出していく課題を
やっていたんだけど

わたしはいつも
Nちゃんの様子を
見ているから
Nちゃんの様子を
だいたいわかっているし

前の担当の先生が
かかわるように
わたしも
手を出したりしてたんだけど

M先生は

支援なしで
やってみましょう

おっしゃって

さすがだわー!
と思いました。

Nちゃんは
いつもは
袋のファスナーを全部開けずに
次のを取り出そうと
してたんだけど

昨日は
次の袋を出そうとして
ファスナーが全部開いてないから
出しにくいことに気付いて
ファスナーを
最後まで開けようとしていたの。

ものすごく感動したよ。
前回はやっていなかったもの。

これって
Nちゃんの気づきであり
自分からやりはじめた
Nちゃんの力なんだよね。

Nちゃんの表情は
達成感に満ちていて

わたしまで嬉しかったよ爆笑

M先生に
今まで支援しすぎでしたね、
と話したら
大きく頷かれていました。

前の担当の先生も
別に悪いかかわりを
していたわけじゃないのだけど

そのお子さんの行動を
信頼して待つということが
M先生にくらべたら
足りなかったんだろうな。

支援なし、
というのは

お子さんの動きを
最大限優先する
お子さんからの動きを待つ

ということで

こう書くと
簡単に思えるかもだけど

結構サジ加減が
難しいんだよね。

課題が
やさしすぎたり
難しすぎたりすると
お子さんが
飽きてしまったりする。

たぶん
前の担当の先生は
Nちゃんを長く受け持っていて
Nちゃんが
机上での課題学習に
興味を持てなかった頃から
Nちゃんの様子を
見ているからこその
支援だったのだと思う。

教師側が
多少手を出したとしても
それよりは
Nちゃんの集中力を
途切れさせないことを
優先してたのかもしれない。

それはそれで
大切だと思うよ。

でもM先生は
Nちゃんの実態も
もちろん心得た上で

Nちゃんが途中で
飽きて起こり出しても
それさえも受け入れる覚悟で
Nちゃんの動きを
大事にしたのでしょう。

どっちの支援が間違っていて
どっちの支援が正しいって
もちろんないし

前の担当の先生の支援があったから
M先生の支援が
素晴らしかったとも言えるし

そこはなんとも言えない。

ただ

信頼して見守る

この支援が結果的に
Nちゃんの
できたー!という
あの大人びた
輝いた表情に
つながるのなら

わたしもそんな支援が
かかわりができたら
素敵だなと思ったよ。

ただね

信頼して見守るっていうのも

教師側に
親側に

覚悟がないと難しい。

昨日ブログに書いたけど

一番簡単なのは

やめなさい!
何回言ったらわかるの!

というように

子どもの行動を
制止することだから。

それも
悪いとは言わないけど

ほんとお子さんの力は
無限大だからね。

それを信頼して
かかわると
大人自身も
満たされるよなぁと思う。