今の悩みは子どもの頃の場面を再演しているだけ | 心理セラピスト 斉木拓洋がお伝えする心理のお話ブログ(大阪・神戸・東京で活動中)

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心理(ビリーフチェンジセラピー)と日常の感じたことを綴ってます

こんにちは、


人間関係改善セラピスト 斉木拓洋です。


「間違ったビリーフを刷り込む2つの理由」の続き



幼少期に不定的なビリーフが作られやすい理由として、


たとえば
「親に振り向いてもらえない」
といったネガティブな経験をした時に、


それを子どもは
「自分に悪いところがあるからだ」
と考えてしまいやすいところに原因があります。


子どもは決して、
「家事が忙しくて、私にかまってくれる時間がないのは、
 お母さんの手際が悪いからだ」

とか、

「僕と一緒に遊んでくれる時間がないのは、
 お父さんに仕事をいっぱいさせている会社が悪いからだ」
とは考えないのです。


結果、

「どこか自分に悪いところがあるから、
 お母さんもお父さんも振り向いてくれないんだ。
 愛してもらう為には、僕(私)は、
 『ありのままの自分』であってはいけないんだ」
と自己否定的なビリーフが作られやすい傾向が現れます。


私たちが大人になってから経験する悩みの大半は、


実は・・・、


子どもの頃に
リミッティング・ビリーフを刷り込んだときの場面を再演しているだけ
にすぎないのです。


ただし、

大人になった私たちが、子どもの頃の刷り込みの場面を再演しているとき、
自分ではそうしているとは気づいていません。

無意識なのです。


そのとき、私たちは、
かつて自分が子どもの頃に刷り込んだビリーフの内容が
真実である事を証明しようとしている
のであり、
これがビリーフの強化行動なのです。


ビリーフを刷り込んでからは、

ビリーフを刷り込んだ場面、出来事と同じ、もしくは似通っているときに、
周囲の人に幼い頃の自分の両親の顔を貼付けて、
かつて子どもの頃に両親から愛情を得る為にやっていたのと同じ態度や行動を、
大人になってからも周囲の人に対して繰り返しているのです。



→ 続き、『やはり、ありのままの自分では愛されない!?』



いかがだったでしょうか?

(棚田克彦 著「あなたの悩みがみるみる消える24の方法」より抜粋)


【一般社団法人 日本プロセラピスト養成協会】認定トレーナー・認定サイコセラピスト  
人間関係改善セラピスト 斉木 拓洋

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