◇コロナ禍で家にとじこもっているのもそう悪いものではない。録画して溜まっていたテレビ番組を観たり、古い映画を見直して新たな魅力を発見したり、退職したら読もうと買って読んでなかった漱石全集を読んだり・・・結構楽しく過ごしていたが、どこか自然の中で、出来れば水辺でボーッとしたいな、という気持ちが募ってきた。
散歩するのはいいらしいので、マスクをして独りでスケッチするのなら誰にも迷惑をかけないだろうと浮見堂へ出かけた。予想通り、人が少なくとても静かだった。新緑が輝いている池沿いの道に座って2時間ほどスケッチ。水面への映り込み、樹木の様子など難しかったが2時間
ほどで描き終える。
◇時間があるので自室の片付けもした。溜まっている絵の道具を整理し、描きためた絵もすぐに取り出せるように整理する。書棚にある細々した物のほこりを拭いたりすると気持ちがよくなったので、気に入っている釣り人形をちょっと見上がるアングルで描いてみる。
◇30年前に担任したクラスにいたYくんが「先生、マスクありますか?」とメールをくれた。幸い我が家には買い置きした物があったが、困っていたらなんとかしてくれそうだったのでとてもうれしかった。たいしていい教師でもなかった私のような者を気づかってくれる人がいるということがうれしい。
後日、連れ合いが手作りマスクを作ってくれた。立体型で布地がしゃれていて、トランペットとベースを奏でているジャズメンや楽譜がデザインされている。早速、リハビリにつけていくとスタッフが「いいですね!」「手作りですか!」と声をかけてくれた。


