主演の大沢樹生は喜多嶋舞との結婚騒動でも有名だが
元ジャニーズの人気ユニット『光GENJI』の人気メンバーで
退所の時の言葉『俳優として何も基礎がない自分が主役を張って、
キャリアもテクニックもある俳優さんが脇役でいることに
コンプレックスを感じるようになった」が男らしく、彼の誠実さを感じた。
言い換えればこれはジャニーズ問題の本質をついているコメントでもある。
あらすじ
大手芸能プロダクション花山プロの看板タレント高槻みき
がファンの男性にナイフで顔を傷つけられ主演映画を降板する騒動が起きた
その場に立ち会ったフリーライターの陽子(原久美子)は高槻の代役を
すぐに用意したハイライトプロの社長新城(大沢樹生)に興味を持つ。
新城は以前花山プロのやり手社員で社長の花山の罪を被り服役していた過去を
持っていた。みきの代役赤井マリ(浅沼順子)は次々とみきの仕事を奪っていき
花山プロは追い詰められていくが…
重要な点
芸能界の闇大手プロのビジネスを浮き彫りにした作品を
元ジャニーズの大沢が演じるというのも野心的で面白い。
監督は篠原哲雄。森田芳光や金子修介、根岸吉太郎らの元で
助監督を務めた。90年代以降幅広く活躍している。
良かった点
主演の大沢樹生。野心的なキャラを好演している。
原久美子と浅沼順子は華があり特に浅沼は妖艶なヌードを
披露している。
悪かった点
最後が『これからもがんばるぞ』的なラストだったのと
原久美子ファンとしては彼女の濡れ場が正直観たかった。
作品としては楽しめた。