エロティック乱歩 屋根裏の散歩者(2007年円谷エンターテインメント) | 映画バカ一代~観らずに死ねるか~

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映画に関する想いのたけをぶちまけますね。辛口で行きます。たまに甘くなりますが。

江戸川乱歩の作品である『屋根裏の散歩者』は何度か映像化されて

いるが(TVドラマを除く)1970年、1976年、1994年、2007年(今作)

2016年と7,8年の周期で製作されており、映像作家の中での乱歩の影響力というか

定期的なブームは根強いと感じる。

中でも1976年版と1994年版は見応えがあったので今作も期待してみたが…

 

 

 

 

あらすじ

雑誌編集者の奈津子(嘉門洋子)は郷田と言う画家の作品に魅入られ、

生前郷田が住んでいた東栄館を訪れる。東栄館は一日にバスが数本しかない

田舎の村にある洋館で郷田亡きあとは数人が住んでいた。奈津子は行きのバスで

一緒になった桜井(窪塚俊介)に親近感を感じるが他の住人は

変わった人間ばかりであった。取材を続ける奈津子はやがてこの屋敷のおぞましい

秘密をしることになる…

 

 

 

 

重要な点

今作はキャラクターの乱歩の名前が使われているが

ほとんど思想的には乱歩とは関係ないストーリー展開する。

監督の三原光尋はコメディが得意なようだがゴシックホラー

となってしまった今作は正直あまりうまく演出出来なかったようだ。

 

良かった点

あまり良い点が少ない作品だが特に

嘉門洋子の絶叫の演技はかなりひどい。

エロティックでもなんでもない。ヌードもないので

完全版とか買うのはあまりお勧めしない。

嘉門洋子はグラドル時代注目していたが残念な作品であった。

 

悪かった点

一癖ある住人たち(木下ほうか・遊井亮子・窪塚俊介)らは良かっただけに

残念である。でんでんが出ていたのは良かった(というか救い)。

あまり批判はしたくないが今作は作った意図が良くわからない作品であった。