『スピード』シリーズでブレイクしたサンドラ・ブロックの代表作。
年末年始にケーブルTVで放映されており
観だしたら面白いので最後まで観てしまった。(一度観てるのに)
FBIの潜入捜査が何とミスコンにと言う設定のアイデアが秀逸。
あらすじ
FBI捜査官のグレイス(サンドラ・ブロック)は男勝りで色気もなく、
同僚のエリック(ベンジャミン・マシューズ)らからは小馬鹿にされている。
そんなおりグレースのミスで同僚が撃たれてしまう。部長からは査問のため
暫く事務仕事を命じられたグレースはミスコンへの潜入捜査で汚名返上を
目指すが…
重要な点
ぶっちゃけコメディ映画は設定から興味を持たせる設定が大切。
今作品は美に拘る女性たちの努力を面白可笑しく紹介している点で
とても楽しめた。監督はドナルド・ペトリ。コメディ得意な職人である。
良かった点
復讐・宝探し・自分の成長の3つの要素は娯楽性(カタルシス)の王道で、
『モンテクリスト伯爵』がそのすべて要素を融合させた傑作だ。
今作でも男勝りのグレースのミスコン出場という高いハードルを
かなり力技で越えさせられ、外見も超一流の女性に成長していくサンドラに
観ていて痛快なカタルシスを感じた
が、それ以上にミスコンのプロのコーチを演じるマイケルケインが最高だった。
悪かった点
主人公を含めてFBI捜査官の馬鹿っぷりが凄まじい。
こんな間抜けな捜査してたら
地元の警察に厄介扱いされるはずと言うくらい酷い。
そこが愛らしくて笑えるのが最高。