ガンクレイジーエピソード2は
菊川怜主演作。
菊川怜は女優としては才能が開花しなかったが
(のちキャスターとして開花するが)
米倉涼子と比べて器の違いがよくわかる作品だ。
決して出来が悪いということではない。
あらすじ
弁護士の由紀(菊川怜)は社会正義を成し遂げるために弁護士になったが
先輩の弁護士の証拠捏造に巻き込まれ、弁護士の職を失う。
そんな時由紀は殺し屋滝田(永澤俊矢)が悪党に銃によって
裁きを与える(処刑する)現場に立ち会う。滝田の言葉に
銃による裁きを誓い殺し屋になるが…
重要な点
エピソード1に引き続き監督は室賀厚。コンセプトは前作と同じ
だが主演が違うとこうまで印象が違うのは印象深い。
前作の元ネタは『ウエスタン』(1968年)だが
今作は『怒りの荒野』(1967年)が元ネタ
良かった点
米倉涼子の骨太な存在感にくらべて菊川怜はまだ線が細い。
クールな表情はよいのだが、銃に魅入られる前の演技が
正直拙い。そこの対比を見せたいのであろうが、クールな
表情で統一して回想シーンで過去は挿入する展開が良かったのでは
アクションシーンは頑張っているだけに惜しかった。
悪かった点
相手役の永澤俊矢は貫禄十分。極悪っぷりも良かった。
映画やドラマでお馴染みの良い役者が脇を固めている。
最期の銃撃戦素晴らしかったのは良かった。