網走番外地 南国の対決(1966年東映) | 映画バカ一代~観らずに死ねるか~

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映画に関する想いのたけをぶちまけますね。辛口で行きます。たまに甘くなりますが。

いよいよ佳境に入ってきた網走番外地シリーズ第6弾。

今回の舞台は南国沖縄。まだ米軍統治下でパスポートがいる時代。

暑い沖縄でもまたまた橘真一が大活躍!

 

 

 

 

 

あらすじ

関東竜神組のために働いて懲役に行っていた橘(高倉健)は

出所するが親分が沖縄で事故死し、跡目を継いだ関村から

破門される。事の理非をただすために沖縄に弟分の大槻(田中邦衛)

とともに沖縄に乗り込む橘であったが、そこには竜神組を支配する

関東の郷田組の陰謀が待ち受けていた。

 

重要な点

今回は一郎という母親を探して沖縄に行く少年と

橘との交流が中盤で目を引く展開となっている。

母親役の三原葉子は毎回イメージが違う役を演じる

カメレオンのような芸達者な女優。毎回みていると

段々好きになっていくのが楽しい。

 

良かった点

由利徹のオカマキャラの定着してきたし、

前作から谷隼人もシリーズ参戦。千葉真一も出ている。

大原麗子は三作連続だがとてもチャーミング。

そしてやはりここぞいうところで嵐寛寿郎の鬼熊登場には毎回痺れる。

 

悪かった点

最期は捕まって終わるのは残念。

まあ続編できるから問題ないが。

米軍統治下の沖縄のカオスの香りが華を添えている。