真田広之がアクションスターとして人気絶頂期に撮影された作品。
アクション監督は千葉真一が務めている。
当然JACのスタッフ全面参加で凄まじいアクションの連続で構成されている。
あらすじ
両親の墓参りと供養を済ませ、アフリカを目指すジョー(真田広之)は
乗り込む貨物列車を間違えて目的地の神戸と逆の街に来てしまう。
街で暴れる馬を取り押さえたことから、馬の飼育係として、坂本和平
(佐野浅夫)の家にやっかいになることに。坂本の孫和代(伊藤かずえ)は
ジョーを慕うようになる。和代の兄文男(矢吹二朗)が変死したことから
文男の友人と名乗るルポライターの四条(勝野洋)が坂本家やジョーの
周りに出没するようになる。四条は文男の死に疑念を抱き、街の実力者で
大矢グループの社長大矢(安部徹)の秘密を文男が知ったために殺された
のではないかと探っていたのだった。ジョーは四条の調査に利用され、
知らず知らずのうちに大矢グループから目を付けられるようになる。
重要な点
007でもそうだが、スタントなしで主役が演じるアクションは
迫力が違う。真田の身体を張ったアクションやスタント、ダンスは
見応えがあった。全編見せ場の連続で気持ちいいくらい爽快な
作品。
良かった点
デビュー当時の伊藤かずえがヒロイン。目力が印象で魅力的だ。
黒崎輝もユニークな役で面白かった。
また勝野洋も最後までジョーと闘い続ける四条を熱演している。
悪かった点
後半の列車のアクションが見どころ満載で面白い。
悪役も安部徹、中尾彬、西沢利明と
存在感のある方々が勢揃いしている。