キセキ -3ページ目

キセキ

海/賊/王の腐った御話です

「……」



(今日も、ここでは寝ないのか…)



時計は、もうとっくに日付が変わっている


おやすみ、とキッチンから出たのは何時間前だったかな…

相変わらず俺は寝つけずにいた


そして、この男子部屋に空いてるベッドが2つあった

いつもそこに寝ている人達は、今夜もここでは寝むらない様だ…



(きっと一緒なんだろう…)


居るであろう場所は察しがついている


けど…


それ以上は想いたくなかった


きっとそれ以上考えてしまったら、俺は自分が保てない気がしてた




けど…


眠れない事も重なって、脳裏に浮かぶのは、考えたくない事ばかり…


寝がえりを打つのに、脳裏からは消えてくれない



(チョッパーによく眠れる薬を貰えばよかった…)


そう後悔しながら、また寝がえりを打つ


部屋に響くのはフランキーとウソップの、余りにも気持ち良さそうに眠るいびきだけ…

俺もあんな風に眠りたいのに…


いつになったら眠れるんだろう…


はぁ…

眠りたい…


何も無かった事にしたい


こんな事でモヤモヤしたり、居づらくなったり、そういうの…

なんか、もう、疲れた…



はっきりさせたいのに…

なんで、こういう事、はっきり言ってくれないんだろう…?


なんで、黙ってしまうんだよ

教えろよ


あんな風に強引に唇奪うくせに…

あんな行動はできるくせに…

なんで…?


その行動をしようと思った経緯位話す事は簡単だろ…?

どういうつもり…?



「ちくしょ!」


布団を頭までかぶると、体を小さく折り畳んで、ギュッと目をつむった

「サンジ、イライラすんなよ」


不意に声をかけられて振り返ると、キッチンにフランキーがやってきた


「俺イライラしてねーし」


「イライラしてねーヤツが、煙草新しいのにもみ消したり、点けたりを繰り返したりしねーよ」


フランキーにそう言われて、手元にあった灰皿に視線を落とすと、そこには、まだ新しい煙草が、それ程消費されないままにもみ消されていた


「うわ」


思わず自分の煙草にびっくりする


「なんかあるなら言えよ?力にはなれねーかもしれねーけど、聞く事はできるからな」

そうフランキーは声をかけてくれると、冷蔵庫にしまってあるコーラを取りだして口に含む



イライラしてるつもりはないのに…

なんだろな、このテンション

上がる訳でもなくて、けど、下がる訳でもない


こんな気持ちが夢だったらいいのにって想う

今、アイツとの間にある感情とか、状況とか、そういうの全て夢で、何も知らなかった…もしくは、気づいてなかった、純粋な頃の俺に戻れたらいいのに


何も説明されないから…


何もわからないから、変に構えてしまって、どう接していいかがわかんねー



「なぁ、フランキー」


「ん?」


「あのさ」


コーラを飲んでいたフランキーが俺を視界に入れると少し間をおいてから、言葉を続けようと一息飲んだところ、不意にドアが開く


「…」


一瞬にして空気がかたまる


「おぅ、ゾロ。トレーニング終了か?」


「あぁ」


アイツはそう言うと、俺をチラリと見ると、そのまま何もない様にキッチンへとはいってくる


トレーニング終わりのあいつはタオルで汗をぬぐいながら、水を口へと含む


間がもたない俺は、また煙草へと火を付ける



マッチの音が妙に大きく聞こえる


「で?サンジどうした?」


「あ、いや」


なんでもない、と伝えるとそのまま声が出なくなってしまった


なんだろう?

この空気…

この気持ち…


喉の奥を誰かに締められてるみたいに声が出なくなって…

胃が痛い…



「なんだよ?いいのか?」


フランキーは眉間にしわを寄せて俺に問いかけると、俺は「わりぃ」と一言だけ言うと逃げる様にキッチンを後にした



どういう風にすれば、普通で居れるのか…

オトナな対応を求められれば、求められる程、どの程度がオトナなのか分からなくなる


「仲間」としては必要な存在で…

だけど、今の状況じゃ、それも認識出来ない程、乱されてる気がする


「仲間」となる限りは、無視出来ない

「小さな世界」に住んでるんだから、毎日顔も合わせる


逃げ場がないのに、どうしろって?



海の上に出てしまえば、次の島迄は、またサニー号という小さな「世界」だ…


なんとか、どうにか…

変化を持たせないと…

「……わりっ」


暫くの沈黙の後、アイツはそう言ってばつが悪そうに渋い顔をして、そう呟くとそれ以上は何も言わず、その場を離れようと、俺に背を向けた

「ちょ!をい!待てよ!!」


見せられた背中に、思わず声を掛けたけど…


俺、何、言う気…?


「?」

アイツは何も言わずに、振り返ると、「何故呼びとめた?」と言わんばかりの表情で俺を見た

「うっ…」
そうも真っ直ぐ見られると、呼びとめた俺の考えなしの行動に自己嫌悪しそうになる

呼びとめたものの、続く言葉が出てこない

また暫しの沈黙が二人を包む


だけど、この間迄とは少し違う…
アイツの空気が、優しい…?

この間、部屋で押しつけられた時、もっと空気がピリピリしていて、それでいて痛いっていうか…
キリキリする様な…
複雑な雰囲気だったのに…

今日はちょっと、それとは違う様な…


「んだよ、用事ねぇなら行くぞ?」

暫く待った後、アイツはそう言うとまた背中を向けて立ち去ろうとした

「!!……せ、説明はねーのかよ!!!!」


立ち去ろうとするアイツの背中を見て、飛び出た音はそれだった
ちょっとばかし、唐突で出した声は上ずり気味だったけど…
それでも、アイツには響いた様で、背中は向けたけど、そのまま立ち止った


「あ…ああいう事しといて、説明なしなのか?クソ野郎が」

そう、精一杯の反撃をしたけど、すぐには反応は無くて
闇と一緒にまた沈黙が襲う

月明かりの元、温かったハズの空気が生ぬるく感じる…
居心地が悪い
なんだろう?この違和感…
さっき迄、あんなに居心地のいい「温かい空気」だったのに…

昇りゆく紫煙は、風に誘われてユラユラと昇りゆく
時折左へ、右へと流されながら…


「……悪かった…」

そう、ポツリ呟くと、それ以上は何も語られず、アイツはそのままその場を離れて行った


「ちょ!待てよ!クソ野郎!!」

慌てて立ち上がり、そう声を掛けたけど、アイツは何も言わずそのまま姿を消した


どういうつもり?!
これが答え…??

--------------キリトリ----------------


四季の普通ブログ(PC用アドレス)→こちら☆


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆


四季の普通ブログ(モバイル用アドレス)→こちら☆

そして、そういう時というのは突然やってくる……



 





 




 



今夜も月はキレイだな…


ログが溜まるまでもう少しかかるという事から、暫くこの島に滞在する事になった


夜は静かでいい島だ

波も穏やかで、グランドラインの真ん中にある島とは思えない

気候も春と秋の間の様な…

過ごしやすい気候だし、夜も冷え込む事なく、心地よい温かさ


そして、この煙草を味わう時間が一番幸せだ



部屋の中に居るのはなんとなく息が詰まる気がして、船首近くに座りこみ空を見上げていた



今日も静かだ…



「…カツ」


「?」


空を見上げて、昇りゆく紫煙をぼんやり眺めていると、近くで音がした


視線だけを、音の方へと流すと、月明かりの元に、一人の姿があった


「!」


一気に空気が張り詰める

少し、後ろずさりする様に体をそらすと、それを見たアイツは歩を進めるのを辞めた


一気に空気が凍りつく


まさかの予想外の展開

俺的に、まだココロの準備って出来てないんですけど?!

こういう時って、運命って意地悪だよな

全然準備が出来てないのに、突然そういう場所がやってくる




暫くの沈黙



海風が心地よく頬を撫でていくのも感じなくなる程に、時が止まる想いだった

「……」


いざ話そうと思うと、意外に何を話していいのかわからなくなる


さっき料理の用意をしようと腕まくりしたら、腕にきつくアザがあった


夕べきつく握られた感覚が戻ってくる


鈍く赤くなったそれは、俺の心にもアザと付ける…




「なぁ、サンジ…」



食事も終わった時間に不意にルフィに声を掛けられた


「ど、どした?」


「…」


椅子に座ると、視線は落としたまま、暫く沈黙が続いた


まさかな相手から声を掛けられて内心ドキドキな訳ですが…


こういう時ってやっぱり平静心が大事だよな…



さっきまくりあげた腕をさりげなく下ろすと、アザは見えない様にする


「…見たのか……?」


ポツリと呟かれた音は、とても小さな音で聞き逃しそうだった。


普段なら聞き逃しそうな声なのに、今の俺にはリアルに聞こえた

はっきりと…


そして、その音はjこの間の一件を指している事は察しがつく


結構直球で聞かれると、これまた結構びっくりするけど、案外すんなりと…

音が弾かれる様に口から飛び出ていった


「……いや、見てない」


少し考えたけど、実際、ルフィの姿を見た訳ではないし、そう答えるのも間違っては無いと思った


ルフィは顔を上げなかったけど、安心したのか、出している空気もう張り詰めていなかった


正直…

見えたか、見えてないかと言われたら「見えてない」

どちらかというと「感じた」

それが一番正しい


けど、その「感じた」ものも正解か否かは不明だし、よくわからない



「俺は…何かをなくすために、何かをしてるんじゃない…」


不意に弾かれた音は、静かだったキッチンの空気を震わせる

そうルフィが音にすると、また静かになる


戻ってきた静寂は、その後音が出る事はなかったけど、モヤモヤする気持ちは大きくなるばかりだった

「サンジ君大丈夫なの?」



次の日…


いつもより少し早く目が覚めてしまった俺は、昨日のお詫びも込めて少し早いけど料理の仕込みをしてた


いつも一番に起きてくるのはナミさんかロビンちゃんだ

男どもは割と寝坊する


「ナミさん!昨日はごめんね」


そう笑うと、「無理しなくていいからね」と笑って椅子に座ると、先ほど受け取ったと思われる新聞を開いた


すかさず紅茶を出すと、「有難う」とナミさんは笑ってくれた




その後少ししてロビンちゃんもキッチンへと降りてくると、俺を見てナミさんと同じ反応をした


苦笑いで「大丈夫」と伝えると、ロビンちゃんにはコーヒーを出した


新聞に目を落としながら、ナミさんが

「最近ゾロの様子、おかしくない?」

とロビンちゃんに聞いた


名前を聞いただけでビクッとする俺は小心者か?!


「剣士さんが?」

ロビンちゃんも意外だった様で、ナミさんの言葉に首をかしげながら、コーヒーに口を付ける


そんなロビンちゃんを見た後、再び二人には背中を向けて仕込みにとりかかる


「そうなのよ!アイツ、普段から自分の感情を余り表に出さない奴だからわかりづらいんだけどね!」


ナミさんは、そう言って少し息を荒げると、

「なーーーんか変なのよねー」

と、紅茶を口にした


「いつも通りな様に見えるけど?」

ロビンちゃんはおっとりと答えながら、コーヒーに口を付けると

「気のせいかしら?」

とナミさんは言った事が不安になったのか、ポツリと呟いて「うーーん」と唸っていた





確かに。

アイツは感情は出さないな…

今だって何を考えてるのかわかんねーし


やっぱり直接聞いた方が早いのかな

このままじゃらちあかねーしな




--------------キリトリ----------------

四季の普通ブログ→こちら☆

「…ジ!」


「……」


「…ンジ!」


「……」


体をユサユサと揺らされて、ゆっくりと目を開けると、ウソップが覗き込んでいた


「大丈夫か?」


「え?」


状況が理解出来なかった


あれ?

俺何かしてたっけ…?



まだ閉じようとする瞼をごしごしと擦りながら、開きそうで開かない瞼を頑張って開けて体を起こすと、そこは見張り台だという事に気付いた


「やべ!俺寝てた?!」


「んだよ、寝てただけかよ」


ウソップは呆れた様な声を上げて大げさに呆れる仕草をすると、「皆探してるぞ」と、下を指差した


「まじで?!やべー!俺飯作ってねー」


慌てて立ち上がると、ウソップを押しのけて下へ降りようとすると、「サンジ最近変だぞ?」とウソップが怪訝そうに俺を引き留めた


「え?」


「お前体調悪いの?」


「いや?」


一瞬ドキッとすると、ウソップと顔を合わせられない様な気がして煙草を探すフリをする


「飯はもう皆済ませてるからお前今日は早く寝た方がいいんじゃねーか?」


「そうか…皆に悪い事しちまったな…明日はとびっきり美味しい飯作らねーとな」


そういいながら煙草に視線を落として火を付けると、フー、と一息吐きだして、昇りゆく紫煙をぼんやり眺めた


「お前が何も無ければいいが、疲れてるなら無理するなよ?」


ウソップはそう言うと、それ以上は何も言わずゆっくりと降りていった




(今日は三日月か…)


遠くの方に有る月を見ながらもう一度煙を肺に送り込むと、ゆっくりと息を出す




「普通」に接する勇気はない

てか、そういうのはきっと無理…


けど…


他の奴らに心配掛けるなら、「普通」にしなきゃな…


出来るかな…


絶対に歪が出る

それは、じょじょに和らぐのかな…



「……」




下の方でウソップが「サンジいたぞー」と声を掛けてるが聞こえた


俺も役者になる位の度胸は必要なのかもしれないな



…それと…


アイツの本心を探る必要もあるのかもしれない…


今のままじゃ俺は振り回されてるだけだ

意味わかんねーし…



それから…


俺はどうしたいんだろうか…


「はぁ…」


小さくため息をつくと、ジャケットのボタンがとれそうになっているのが目に付いた


さっきの小競り合いのせいか?

ったく…

手焼かせるなよな…


ちきしょ!

居場所ねぇし!!




荒く煙草をもみ消しては、また火を点ける…

こんな事の繰り返し


見張り台に隠れるみたいに座りこんで、昇ってくる前にグイッと取ってきた毛布にくるまって、イラつく感情を抑えようと必死だった




まじで意味わかんねーよ!

こんな事して、どうなるんってんだ?!


こんな微妙な空気流して、他の奴らが気づかない訳がない

俺だって、こんな風に接されても、どう返して…どう接していいかわかんねーよ


ったく!

何考えてやがるんだ!!


さっきの事を思い出して、眉間にしわが寄るのが自分でも判った

拳でグイッと唇を拭うと、また煙草を押しつけて消して


「あぁ!クソが!!」


髪の毛をクシャクシャとかきむしるけど、答えなんかみつからなくて、折り畳んだ足に顔をうずめた



こんな状況で、普通に接する事なんてできねーよ?


ルフィとアイツの関係だって片付いてないのに、俺とアイツの関係なんて、どうやって処理しろと?


アイツ…

まじで馬鹿じゃないのか?!


「……」


「……」





 




どういう状況……?


これは……





 



 



 




数日後…


あれから、俺はほとんど眠れなくなってしまって…

モヤモヤしたものがつっかえていた


きっと知ってるのは俺だけなんだろう…


他の皆はいつも通り接しているが、俺は余り自信がない

きっと、普通に接しようとしても、それは途中で何かボロが出るだろうと思った

だから、それなら話す距離を取らなければいいと思った


出来るだけ一人で居れるなら、それを選択した





今日は久しぶりに島が見えて、皆陸地に降りるとテンションが上がっていた

皆、それぞれの想い思いで船を飛び出して行った


俺は仕込みもあったし、食材の買い出しは後でしようと想っていたのに、通りかかったチョッパーに

「顔色が悪いから買い出しはウソップとかに頼みなよ」

と、言われて、結局たのんでしまった


チョッパーにちょっとした睡眠導入剤を処方された

飲むか飲まないか迷ったけど、そろそろまじで体がキツイから…

結局負けてしまって、薬を口にした


そして、どうやら寝てしまっていた様だった…



目が覚めると、部屋は暗くなっていて、俺は男チームの部屋にあるベッドに眠っていた

空気が暗い処を見ると結構眠っていた様だ…


2段ベッドから降りようとして、目を見開いた


そこには、いつものスタイルで刀を抱えてアイツが眠っていたのだ




えっと……


これは、その…

どういう状況なのかなー……?



寝起きでただでさえ停止している思考回路を動かして考えてみるが、やはり答えは見つからない


これは、声を掛けずに出るべきか…



………。



でも、もし俺をまってて寝てるなら、無言とか、人間としてどうよ?って感じだよな…



……けどな……


いや、でも……。


んーーーー……



………。



めんどくせーーーっ!!!!!




「おい!」


「……」


「クソ野郎!」


「…?」


「何してんだよ、寝込みでも襲うつもりか?」


目を覚ましたアイツに、悪態つきながら、ベッドを下りる


ちょっとばかりオーバーリアクションを取りながら、アイツを邪魔な様によけて歩き、降りると、

「皆は?」

と、間髪いれずに聞いた


「まだ街」


「今何時だ?」

アイツの答えを聞いてるのか聞いていないのかわからないタイミングですぐ様そう呟いて、部屋の中を見る

時計は夕方の5時過ぎを指してる様だった


「やっべ!夕飯間に合わねえ」


時計の時間を見て、「あ!」と声を上げると、部屋を出ようとした所を、部屋のドアを押されて開けられなくされると同時に、ドアに背中を押しつけられた


「ちょ!何しやがんだよ!!」


不意な事に、キッとアイツをにらむが、動じずに俺を見据える

真っ直ぐと…


「飯作れねえだろ!」


グッと押しのけようとする手を掴まれると、そのまま強引に唇を塞がれた


「!!!!!!!!!!!!!!」


(クソ!こいつ!!!)


ジタバタともがくのに、びくともしなくて


パニックになって、取り敢えず体をずらすのに、ドアに押しつけられてるから逃げようもなくて、


「ちっ!!」


精一杯の抵抗は、アイツの唇をかむ事でしか出来なかった


「離せ!」


「いやだ」


叫びにも近い声で吐いた一言に、アイツは冷静にそう答えると、口元の血をグイッと拭って、また真っ直ぐに俺を見た




なんだよ!

どういうつもり?


俺をどうしたい?

からかってる?

ドッキリ?

嫌がらせ?


「お前にはルフィが居るだろ!!!」


そう投げ捨てると、思いっきり蹴り飛ばして、部屋を無理やり出た


それ以上は追われなかった

アイツも、あんな蹴り位で倒れる様な奴じゃない

手加減して追いかけてきてない


なんなんだよ!

どういうつもり?!

近くの壁を拳で叩くけど、手のひらが痛い


心臓辺りもちくちくする…


どういうつもりだよ?

狙いは何?

俺、なんかした?


全然意味わかんねーよ!



デッキに出ると、海の向こうにオレンジというよりも真っ赤に染まった空が少しだけ広がっていた



船はやけに静かだった





--------------キリトリ----------------

四季の普通ブログ→こちら☆

「……」



時計はもう日付が変わっている事を伝えていた



寝れなかった…


というよりも、現在も眠れていない…



あの後、アイツとすれ違ったが何も言わなかった


ルフィとも逢ったが、いつもよりも静かで、気まずいのか、男チームが寝ている部屋には戻ってきていない



俺も、あの二人と顔を合わせるのが気まずくて、図書室のソファに体を横たえて、何度か眠りに就こうとしたが、付けずにウダウダしていた



二人とも、特に弁解をしてこない所を見ると……

やっぱりそういうコトなんだと、受け止める事が普通なだろうか…?



なんだろう、このモヤモヤした感じ…


誰も説明しないから…?

想っている事と現実がそうなのか、誰も正解を出さないから?

このモヤモヤ感…


どう処理したらいいのか困ってしまう…




「そういう事」と、受け止める事が正常なんだろうか…




寝がえりを打つと、ソファと服がすれる音が妙に大きく聞こえた


まじで寝ないと、明日朝起きれない…



だけど、眠りに付ける気配がなくて…









ルフィへと誓った約束は…

今は「そういう」形へとなってるのか…?

そういう事…?


あの時の気持ちはそういう気持ちで言っていてたのか…?


そうじゃないと思ってたのに…

純粋な…

純粋な誓いではなかったのか…?






自問自答するけど、出てくる答えなんて無くて…


よみがえるのは、タカの目と対決した後のシーン…





もう、何が何だかわかんねーよ


じゃぁ、キスしたのも、ルフィと間違ってした?


そういう事……?