「……」
「……」
どういう状況……?
これは……
数日後…
あれから、俺はほとんど眠れなくなってしまって…
モヤモヤしたものがつっかえていた
きっと知ってるのは俺だけなんだろう…
他の皆はいつも通り接しているが、俺は余り自信がない
きっと、普通に接しようとしても、それは途中で何かボロが出るだろうと思った
だから、それなら話す距離を取らなければいいと思った
出来るだけ一人で居れるなら、それを選択した
今日は久しぶりに島が見えて、皆陸地に降りるとテンションが上がっていた
皆、それぞれの想い思いで船を飛び出して行った
俺は仕込みもあったし、食材の買い出しは後でしようと想っていたのに、通りかかったチョッパーに
「顔色が悪いから買い出しはウソップとかに頼みなよ」
と、言われて、結局たのんでしまった
チョッパーにちょっとした睡眠導入剤を処方された
飲むか飲まないか迷ったけど、そろそろまじで体がキツイから…
結局負けてしまって、薬を口にした
そして、どうやら寝てしまっていた様だった…
目が覚めると、部屋は暗くなっていて、俺は男チームの部屋にあるベッドに眠っていた
空気が暗い処を見ると結構眠っていた様だ…
2段ベッドから降りようとして、目を見開いた
そこには、いつものスタイルで刀を抱えてアイツが眠っていたのだ
えっと……
これは、その…
どういう状況なのかなー……?
寝起きでただでさえ停止している思考回路を動かして考えてみるが、やはり答えは見つからない
これは、声を掛けずに出るべきか…
………。
でも、もし俺をまってて寝てるなら、無言とか、人間としてどうよ?って感じだよな…
……けどな……
いや、でも……。
んーーーー……
………。
めんどくせーーーっ!!!!!
「おい!」
「……」
「クソ野郎!」
「…?」
「何してんだよ、寝込みでも襲うつもりか?」
目を覚ましたアイツに、悪態つきながら、ベッドを下りる
ちょっとばかりオーバーリアクションを取りながら、アイツを邪魔な様によけて歩き、降りると、
「皆は?」
と、間髪いれずに聞いた
「まだ街」
「今何時だ?」
アイツの答えを聞いてるのか聞いていないのかわからないタイミングですぐ様そう呟いて、部屋の中を見る
時計は夕方の5時過ぎを指してる様だった
「やっべ!夕飯間に合わねえ」
時計の時間を見て、「あ!」と声を上げると、部屋を出ようとした所を、部屋のドアを押されて開けられなくされると同時に、ドアに背中を押しつけられた
「ちょ!何しやがんだよ!!」
不意な事に、キッとアイツをにらむが、動じずに俺を見据える
真っ直ぐと…
「飯作れねえだろ!」
グッと押しのけようとする手を掴まれると、そのまま強引に唇を塞がれた
「!!!!!!!!!!!!!!」
(クソ!こいつ!!!)
ジタバタともがくのに、びくともしなくて
パニックになって、取り敢えず体をずらすのに、ドアに押しつけられてるから逃げようもなくて、
「ちっ!!」
精一杯の抵抗は、アイツの唇をかむ事でしか出来なかった
「離せ!」
「いやだ」
叫びにも近い声で吐いた一言に、アイツは冷静にそう答えると、口元の血をグイッと拭って、また真っ直ぐに俺を見た
なんだよ!
どういうつもり?
俺をどうしたい?
からかってる?
ドッキリ?
嫌がらせ?
「お前にはルフィが居るだろ!!!」
そう投げ捨てると、思いっきり蹴り飛ばして、部屋を無理やり出た
それ以上は追われなかった
アイツも、あんな蹴り位で倒れる様な奴じゃない
手加減して追いかけてきてない
なんなんだよ!
どういうつもり?!
近くの壁を拳で叩くけど、手のひらが痛い
心臓辺りもちくちくする…
どういうつもりだよ?
狙いは何?
俺、なんかした?
全然意味わかんねーよ!
デッキに出ると、海の向こうにオレンジというよりも真っ赤に染まった空が少しだけ広がっていた
船はやけに静かだった
--------------キリトリ----------------
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