ぼんやりと眺める景色は、海しかない
もぅこういう生活は何年もしてきてて、今更な感じもする
ただ、違うのは、ここはレストランでは無いという事
夕焼けに染まる様に、少しオレンジになって紫煙は昇って行く
今日も無事に、食べる事に困らずに1日が過ぎてく
穏やかな日…
ほっと胸をなでおろす瞬間かな?
手すりにもたれながら、沈みゆく太陽を遠くにみつつ、キラキラとオレンジにきらめく水面を眺めてた
気づいてしまった自分の気持ちに、どう接していいのか判らなくて、まだ正直整理はついてない
けど…
それでも毎日は過ぎてく…
気づいてしまったからには、この気持ちとも向き合っていかないといけないよな…
「はぁ…」
どこがいいんだろな…
大体にして…
女の子みたいに柔らかくないし
ごつごつしてるし
無愛想だし
有るのは筋肉だけだし
迷子にすぐなるし
逢ったら喧嘩ばっかりになるし…
……………
……。
けど、やっぱり頼りになる…よな…
締める所はちゃんとしめてくれてるし、船長(ルフィ)があんな感じだから、アイツが居る事でピリッとしてるし…
アイツはアイツなりの夢の元、武士道貫いてるしな…
「サンジーー、なんか美味しい飲み物ぉおぉ」
キィっとドアが開くと、中からゼェゼェ言ってチョッパーが顔を出した
「どした?」
振りかえり、チョッパーの姿を観て小さく笑うと、煙草を消して携帯灰皿にしまいこむ
「研究疲れたぁー」
チョッパーはそのままペタリとその場に座り込む
「馬鹿に効く薬って出来るのかなぁぁ?」
そう嘆きながら、そのまま床に倒れこんだ
「あはは、それは結構難しい問題だな」
苦笑い浮かべて、そう返しながらも、内心ドキッとした
最近チョッパーとの会話でアイツが出てき過ぎてる
チョッパーとの会話は何かとアイツを意識させる事が多い気がした
「すりおろしりんごジュースでも良ければ、今作れるけど?」
冷蔵庫を覗き込みながら、そう伝えると、チョッパーは飛び起きて「やったー」と、すぐにキッチンに入ってきた
このまま、穏やかな空気が流れていけば、俺もいつか忘れる事が出来るのかな?
どうだろうか?
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