深夜テレビ番組は、禁止すべし | 日本國人

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令和元年・紀元2679年10月1日開始。

 人間、健康に生きるためには、適切な食事や運動・日光浴とともに、きちんとした睡眠をとることが不可欠である。それも、睡眠時間をとりさえすればそれでいいというものではない。昼間は起きて活動し、夜は寝るという生活が、不可欠だ。人間は、その發祥以來、万年以上も、そういう生活を行い續け、歴史を紡いできた。すなわち、きちんと夜寝るべきことは、我が國を統らすのが天皇陛下であらせられるのと同様に、當たり前のことなのである。

 しかるに、今、夜更かしをする人が、とても多い。日本國人が診ている患者をみてもそうである。そういう患者は、もちろん、なかなか良くならないどころか、どんどん惡くなっていく者も多い。いったいそんな夜遅くまで、ひどい者は朝まで、何をやっているのかと聞くと、おおむね、若年層はスマホ、壮年層はインターネット、老年層はテレビ、というのが多い印象だ。

 特に、テレビはどうにかならぬものか。だいたい、テレビ番組には、昼間でもロクでもない番組が多いようだけれども、特に深夜番組はそうであろう。昔、その名も”イレブンピーエム”とかいう蓮舫も出ていた低俗深夜番組が流行っていたが、今も似たような番組をやっているのだろう。

 そうでなくとも、そもそも、平常時の夜にテレビを見なければならない必然性が、どこにあるというのか。例えば、海外で日本人選手が出るオリンピックだのワールドカップだのという競技等があると、だいたい、生放送が行われる。そんなもの、いちいち生放送で見る必要があるだろうか。翌朝、結果を知って、詳しく見たければ録画を見ればいいだろうと、日本國人は思うし、實際そうしているのだが。生中繼などするから、ズルズルと深夜にテレビを見る者が増えるのではないか。

 だいたい、生放送とは言っても、衛星中繼だから、コンマ秒は遅れる。百年の人生で、コンマ秒の遅れと數時間の遅れが、そんなに大きな違いか?。そうは思えぬのだが。むしろ、深夜放送を見るような生活を續けていれば、年の單位で健康寿命が縮んでいくのではあるまいか。

 もちろん、絶對に深夜放送せねばならぬ時もある。災害等や、その恐れがある時だ。そのような非常時には、むしろ、深夜放送を義務付ける必要もあろう。

 しかし、平常時の深夜放送は、やめさせるべきである。具體的には、二十二時以降の放送は停止させてはどうか。全面停止するのは國際仕事に支障が出るというのであれば、娯樂番組だけは停止させるというのでもよかろう。CMはもちろん厳禁である。夜は、ひたすら國際仕事人に必要な情報だけを放送させるのである。11PM的なものだの、映画だの、ドラマだの、そんなのを深夜に見ていては、だいいち、子供が居る家庭では、敎毓上、しめしもつくまいに。

 

令和三年 紀元二六八一年 九月九日