高尾山の天狗さん | 大山蓮華

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ちょっと不思議な体験や感じたことを
古文献や民話や伝承などや遺跡の発掘資料などを参考にして
謎解きをしています

 

 

   高尾山は 毎年 何回か行っていました

 

 

   薬王院から 高尾山山頂まで15~20分くらいなのですが

   以前・・・

   とても混んでいて前に進めなくて 1時間以上かかりました

 

   その後・・・

   薬王院には行かないで

 

   浄心門の近くの 神変大菩薩(役小角)さんにご挨拶をして

   右に行ったり左に行ったりして高尾山山頂に向かったり

 

神変堂

 

 

 

   薬王院の山門を素通りして

   弁天さんを祀る洞で ご挨拶をして 山頂に向かったりしていたので

 

穴弁天

 

   薬王院には行っていませんでした

 

 

 

 

 

   昨年11月下旬

   下山中に 足を滑らせて・・・

   後ろにいた人から 「 おっ! 」 という声が聞こえましたが

 

   反射的に 考えることもなく

   もう片方の足に体重を移動してかがみ込んだので

   転ぶことも 怪我をすることもありませんでした

 

   ところが

 

   翌週 再び 高尾山に行ったのですが

   下山中に 足を滑らせて 捻挫をしてしまいました

   しばらく 動けませんでした・・・

 

 

   下山路は 別コースだったし

   登山用の靴だったのですけれどね

 

 

   続けて 二度 足を滑らせた !?

   天狗さんの仕業か

 

 

 

 

 

 

 

   今まで 見たことはなかったけれど

   高尾山薬王院のHPによると

 

     ・・・・・・

   744年法相宗の行基によって開山され本尊は薬師如来でした

   1375年に京都・醍醐山からの僧が入山して

   飯綱権現を感得して 勧請しました

   爾来 飯綱権現を本尊としています

 

           

            薬王院のHPからお借りしました

 

   現在は

   高尾山薬王院有喜寺といい 真言宗智山派の大本山です

      ・・・・・・

 

 

 

   個人的な意見ですが・・・

   高尾山の開山は744年行基 となっていますが

   行基は743年に奈良の大仏建立の役職に就いているので

   高尾山に来られたとは思えません

   また

   行基の関わった処は

   奈良・大阪・京都などの近畿圏だけのようです

 

   中興の祖・俊源については

   実在した醍醐俊盛法印に 師事したとされていますが

   俊源の実在については不明・・・

 

     このようなことは 「暗黙の了解」 ということのようです

     俗に言う 大人の事情ということらしいです

 

     お寺としての格は落ちたが・・・ という表記も見受けられるので

     薬師如来の像はあるかもしれませんが 本尊ではなく

     薬師如来の御霊は不在ということらしいです

 

 

 

 

 

 

   本尊の飯綱権現さんは

   上の画像でわかると思いますが カラス天狗さんです

   飯綱烏天狗さんは

   キツネに乗っているのではなく 雲に乗っているような気がします

 

   飯綱天狗さんとキツネの関係は不明・・・

   キツネは飛翔するのか???

 

   飯綱天狗というと いづな?いたち?おこじょ?・・・

   あ 高尾山にはムササビがいますが 関係ないですかね

 

 

   烏天狗さんと天狗さんは 種類が違うようです

   境内には 御像がありますし

   本堂には 大きなお面もあります

 

   高尾山には 飯綱烏天狗さんと大天狗さんがいるようです

 

 

 

 

 

 

 

   仁王門を潜ると薬師如来を祀る祀っていた?本堂がありますが

   本堂というのは 寺院です

   本堂の本尊は 飯綱権現です

 

   本堂の奥に 飯綱権現を祀る本社があります

   案内図でもわかるように 本社の前には鳥居があります

   本社というのは 神社なのですよ

   明治の神仏分離令は どうやら無事だったようです

   分離令以前は 参道にも鳥居があったらしい・・・です

 

   そして

   当山派修験(真言宗醍醐寺派)から

   真言宗智山派の修験に変わったようです

 

 

 

   奥之院には 修験なのでお不動さんが祀られていますが

   位置的には 浅間神社が奥の院のような気がします

   あ

   浅間神社は 奥宮というのかな

 

 

   高尾山は

   本堂(お寺)があって 奥に本社(神社)があって

   その先に

   奥之院(お寺)があって 

   その奥に 奥宮(神社)があるということなんですね

   これが 高尾山修験の祀り方なんですね

 

   浅間神社は 山の神さまなので

   眷属の天狗さんがいるというシステムのようです

 

 

     山の神さまのお使いが 飯綱烏天狗さんで

     その山を護るのが 天狗さん

     山の神さまと人間の間にいるのが 烏天狗さんや天狗さん

     高尾山は そのようなシステムかもしれませんね

 

     奥宮の山の神さまへの お勤めの方法が

     修験道の方法なので 奥の院に不動明王さん

 

 

 

 

   さて

 

   下山中に 続けて二度も足を滑らせたのは

   眷属の中の厳しい天狗さんから

   何か ペナルティを受けたのでしょうか 

 

   重度の捻挫だったので まだ完治していませんが

   頑張って ご挨拶に行ってきました

   飯綱権現さんと大天狗さんに説明をして

   思い当たることはわかりませんが申し訳ありませんでした

   と

   しばらくの間 頭を下げてきました

 

   おかげさまで 無事に下山することができました

 

 

 

 

 

 

 

 

   そういえば・・・

   天狗さんはいたずらをすることもありますよね

 

 

 

   このような標識がありました

 

    

 

 

 

 

 

   下山は 琵琶滝のあるコース(6号路)で下りてきて

   岩屋大師のとなりにいらっしゃる お地蔵さんに

   般若心経をお唱えさせていただきました

 

 

   

   ありがとうございました

 

   霊山修行を ひとつ 無事に終えました