藪柑子 | 俳句とお星様と山歩き

俳句とお星様と山歩き

俳句は、日々の散歩の頂きものです。お星様の話は、今は中断中です。山歩きは、主に奥多摩周辺が主です。2006年1月6日に開設したヤフーブログから移転してきました。よろしくお願い申し上げます。

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転勤も旅や蓬莱かと思ふ
 
個人的な感想で申し訳ないが、現職で、五か所十三年ほど東京を離れて転勤させていただいて、転勤地の度毎に、違う人生を歩ませていただいたという有難い経験をさせてもらって、実に、貴重な経験であったと、今更ながらに思っている。
 

列につくことの始めの初詣
鏃はも行く手へ向けて破魔矢かな
山降りて滝の飛沫を歳徳神
縁といふものの導き恵方詣
一升の元旦搾りぶら下げて
人の子の成長早き年賀かな
年玉の袋ミッキーなりにけり
賀状受く家族で決める一位二位
初暦目出度き月日あるごとく
夫婦はもまるで戦友屠蘇を注ぐ
数の子の金色を愛で歯応えも
門松や昔のままの長屋門
曲がり屋の土間に置かれし飾臼
豊饒は大地の調べ鏡餅
校庭を囲むも田圃雪合戦