
一月の付録の多き雑誌買ふ
このイメージは、昔のイメージである。今もそうなのかどうなのかは、実は知らない。子供の雑誌も大人の雑誌もそうだった気がする。俳句雑誌であれば、俳句手帳が付いてきたが、今は、どうなのだろう。
歌詠みの大和ごころや去年今年
下駄履ひて初富士を見る街の角
初凪の島と本土を結ぶ船
水煙の炎を立たせ会陽かな
買初の列に連なる心地良さ
まつろわぬ民の系譜よ傀儡師
飾り紐木槌に鏡開きかな
家族みな丸い体形鏡餅
大手町ビルの谷間の飾売り
土間もまた神住むところ飾臼
数の子やむかしの日本多産系
門松や灯り消えたるままのビル
校庭のかまくら子らの陣地かな
歌留多とる小さきその手叩くなよ
初凪の島と本土を結ぶ船
水煙の炎を立たせ会陽かな
買初の列に連なる心地良さ
まつろわぬ民の系譜よ傀儡師
飾り紐木槌に鏡開きかな
家族みな丸い体形鏡餅
大手町ビルの谷間の飾売り
土間もまた神住むところ飾臼
数の子やむかしの日本多産系
門松や灯り消えたるままのビル
校庭のかまくら子らの陣地かな
歌留多とる小さきその手叩くなよ