皆様、こんにちは
アラン・コーエン認定
ホリスティックライフコーチの
桜水現実(オースイうつつ)です
そういえば、中学の頃
英語の学習塾に通っていました
塾とはいっても
母がどこからか聞いてきたらしく
先生の個人宅のたたみの部屋で行われる
男性2人、女性3人の
こじんまりしたものでした
それぐらいの規模のクラスが
中一、中二、中三と
週に一回行われるのです
今でいう英会話ではなく
受験対策の塾で文法や発音を
しっかり教えてもらいました
その先生が
よく言われていたことを
思い出します
_____________
君たちはきっと
将来海外で働くこともあるだろう
いいかい、その時は
日本の国のためではなく
その国の人たちのために働きなさい
その国の人たちの幸せのために
働くんだぞ
_____________
当時も例外なく
受験戦争が盛んでしたし
その渦中にいた私たちには
少しもピンときませんでした
「将来」よりも
「今の目標」を取る!ことに
精一杯だったのです
でもそれからしばらくして
その言葉をよく思い出すように
なりました
「自分の利益のためではなく
目の前の人たちのために
最善を尽くしなさい」
そう言い続けた先生の言葉を…
塾に通っていたのは
当時は1970年代の終わりから
1980年になったばかり
今とは時代背景も考え方も
世界における日本の立ち位置も
まったく違います
ここから先しばらくして
日本は空前の好景気
いわゆる「バブル期」に入るのです
そしてたぶん
あの塾に居た子たちのなかには
きっと国外で働いた人も
居たでしょう
そしてこんなこともありました
いわゆる有名高校受験の過去問を
皆で解いていくのですが
その問題集のタイトルは
たかだかと旗を掲げた写真に
「栄光を目指して」と書かれていました
今でも忘れません
先生はその旗の絵に
黒いマジックペンで
魚の「めざし」を書いて塗りつぶし
こう言っていました
______________
何が「栄光」だ
何が「目指して」だ
こんなのは栄光でも何でもない
でもね、僕らは悔しいけど
この問題集をしなくてはならんのだよ
君らの将来に
少しでも何かの役に立たせるために
ただやるだけなんだ
悔しいけど、今はやるんだ
ったく、有名高校に受かることの
何が「栄光」だ
何が「目指して」だ
______________
と、本当に何度も何度も
私はこれを聞きながら
本当に何度も聞きながら
一体何を言っているんだろう
しかもこんなに必死に
そう思っていました
☆
今はわかります
なぜなら大人になるにつれて
世間が「栄光」と決めつけたものを
手に入れられずに苦しむことが
いずれにしても
多くなっていくからです
それは受験に留まりませんでした
人が言う
「栄光」は次から次へと
呪いのように現れることも
その後の人生でわかってきました
そして今
ふいに先生の言葉を思い出し
あの頃の私たちに
それを気付かせようと
でも
勉強の意欲を失わせず
苦しさから逃げない強さも持たせようと
声をかけ続けて下さったことに
真の感謝の気持ちが
せりあがってきました
英語だけでなく
これから大人になっていく
私たちのことを考えて
ちゃんと人生を教えようと
して下さっていたのだと
人生において
大切な言葉や物事は
その時はわからなくても
魂がきちんと記憶してくれています
そして
それが必要になった時に
感謝とともに
それを思い出させてくれます
そうして
ピンチになった心に
癒しを送り込んでくれるのです
歩いてきた道での
何気ない出会いは
こうして必然性を帯びてきます
大いなる計画は
私たちの想像の域を
ゆうに超えているのだと
つくづく思うのです
先生は
「痛風」を患っていらしたので
いつも片足を投げ出して
にこやかに笑っていらっしゃいました
当時「女性的」という言葉は
あまり男性には使わず、
知りませんでしたが
今思うと、そんな
柔らかなエネルギーを持つ方でした
私はその年テキスト風にいうと
「栄光」をつかむことはできず
第二希望しか受からなかったと
先生に電話で伝えましたが
電話口で言われたことを
覚えています
良かった!おめでとう!
うつつちゃん、君はね
自分にとても厳しかったもんね
優しくなりなさい
誰に対しても
この言葉もまた
それからの私の人生を
折に触れ、支えてくれています
ありがとうございます
U22
