
言葉は聞いた事があっても、今ひとつよく分からない

経験をしていない限りは、そういう存在だと思います

もちろん、総代にはなったけれどもそもそもその意義を理解していない、という方もいらっしゃるでしょう

総代とは何か

総代・・・
神職以外の者で、その神社の維持に努める氏子・崇敬者のなかの代表者ないし世話人的な役をいう。現神社本庁の規定では、氏子または崇敬者であって、徳望が高い人物のなかから選任されることとなっている。具体的には、神社の祭礼にあたって神職に協力したり、氏子・崇敬者に対して便宜をはかったりする。
なお、戦前の規定では、社格が県社以下の神社の場合に、氏子数に応じて通常3名以上の氏子総代を選んだ。その神社の願書などに連署したり、神社の維持に尽力する義務を負った。しかし、神職の活動に干渉することは禁じられていた。(『神道事典』より)
つまり、一番大切なことは、総代は神社の維持に尽力しなければならないという義務を負っていることと言えます

義務を果たせない場合は、当然ながら総代としての役目を負うべきではありませんし、負ってはならないといえます

しかし、昨今の状況から、そうとも言えない状況はあるかもしれません。。。
総代になったからといって、日常生活において生活の潤いが生まれるとか、立場が高くなるとか、そういった利益はありません


ですが、総代であるみなさんには、その神社を維持する(言い換えれば、その神社に鎮まる神様の存在を維持する)貴いお役目があります

人々がお支えできなくなった神々は、滅びてしまいます

(主神が滅びるということではありません。)
ギリシャ神話の神々は、神話のなかにのみ生きる存在となりました。
日本の神々が存在していけるのは、先祖代々人々が日々お支えしているからです。
そして、神々が存在しているから、吾々が日々支えていただけるのです。
尊くありがたい経と緯の仕組みです

総代のみなさんの働きは、神々の存在をも支える働きなのです

神主「N」