総代とは | 大前神社~神道信仰とともに歩む~

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大前神社の神主が綴るブログです。
神社はご祈祷やお祓いのイメージが強いですが、もちろんそればかりではありません。神道・神社・信仰に関わることから地域のことまで、ぐっと神社に親しみを抱いていただけたらと思います。

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神社において重要な存在は、神職のみならず総代という存在がありますビックリマーク


言葉は聞いた事があっても、今ひとつよく分からないあせる

経験をしていない限りは、そういう存在だと思います目


もちろん、総代にはなったけれどもそもそもその意義を理解していない、という方もいらっしゃるでしょうビックリマーク


総代とは何かはてなマーク


総代・・・
神職以外の者で、その神社の維持に努める氏子・崇敬者のなかの代表者ないし世話人的な役をいう。現神社本庁の規定では、氏子または崇敬者であって、徳望が高い人物のなかから選任されることとなっている。具体的には、神社の祭礼にあたって神職に協力したり、氏子・崇敬者に対して便宜をはかったりする
なお、戦前の規定では、社格が県社以下の神社の場合に、氏子数に応じて通常3名以上の氏子総代を選んだ。その神社の願書などに連署したり、神社の維持に尽力する義務を負った。しかし、神職の活動に干渉することは禁じられていた。(『神道事典』より)



つまり、一番大切なことは、総代は神社の維持に尽力しなければならないという義務を負っていることと言えますビックリマーク


義務を果たせない場合は、当然ながら総代としての役目を負うべきではありませんし、負ってはならないといえます目


しかし、昨今の状況から、そうとも言えない状況はあるかもしれません。。。



総代になったからといって、日常生活において生活の潤いが生まれるとか、立場が高くなるとか、そういった利益はありませんあせるむしろ、お役目が多く大変なこともあるでしょうあせる


ですが、総代であるみなさんには、その神社を維持する(言い換えれば、その神社に鎮まる神様の存在を維持する)貴いお役目がありますビックリマーク


人々がお支えできなくなった神々は、滅びてしまいます汗
(主神が滅びるということではありません。)



ギリシャ神話の神々は、神話のなかにのみ生きる存在となりました。



日本の神々が存在していけるのは、先祖代々人々が日々お支えしているからです。


そして、神々が存在しているから、吾々が日々支えていただけるのです。



尊くありがたい経と緯の仕組みですニコニコ



総代のみなさんの働きは、神々の存在をも支える働きなのですビックリマーク





神主「N」