苦く、取り返しのつかない経験 | フットサル・レッスンサークル FLAG《Futsal Lesson for All Generation》

フットサル・レッスンサークル FLAG《Futsal Lesson for All Generation》

FLAGは、フットサル初心者のための
非営利・自主運営レッスンサークルです。

開催スケジュールのお知らせーーーーーーーーーーーーーーー

●6月

・6月02日(日) 19時~22時 

・6月11日(火) 19時~22時 

・6月16日(日) 19時~22時  

・6月23日(日) 16時~18時 

・6月30日(日) 09時~12時 

●7月

・7月07日(日) 15時30~3h 

・7月09日(火) 20時〜22時 

・7月17日(水) 20時〜22時 

・7月21日(日) 19時〜22時 

●8月

・8月01日(木) 19時〜22時

・8月04日(日)19時〜22時

・8月07日(水) 19時〜22時

・8月12日(祝) 15:40~3h

・8月15日(木) 19時~22時

・8月18日(日)19時〜22時

・8月22日(木) 19時~22時

・8月25日(日)19時~22時

・8月28日(水) 19時~22時

・8月31日(土)15:40~3h

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苦い経験を思い出しました。

 

ずっと学生時代からバスケをしてきた私が、

友人からの誘いでサッカーやフットサルをやり始めた頃、

たまたま娘や娘の友だちと

二子玉にあったフットサルコートでゲームをしたときのことです。

私はフットサルを始めて2〜3年。

娘はほぼ初心者で、和気あいあいの顔見知りだけのゲームでした。

 

何本かゲームが進み、私はベンチに引っ込み、

娘はゲームの最中。ゴール前にいた娘にいいパスが送られ、

ダイレクトで当てれば確実に1点という絶好のチャンスに、

我が娘はキックミス。

それを見た私は、「何やってんだよ!」と声を荒げてしまいました。

 

そのあとの娘は意気消沈。

ゴールを決めることができなかった悔しさというよりは、

明らかに私が娘に発した一言が、

誰もが持つプライドを傷つけてしまったことに由来するものでした。

 

以来、娘は二度と私と一緒にフットサルコートに

立つことはありませんでした。

 

あの時、もし

「惜しい! イケル、イケル!!!とでもエールを送っていたら、

今も娘と一緒にフットサルを楽しんでいたかもしれません。

 

 

 

ほぼ毎週末、一緒にフットサルの練習やゲームに明け暮れる

FLAGのメンバーとはお互いのプレーについて

メンバー同士でアドバスやコーチングをすることは珍しくありません。

 

その際、気の合ったメンバーであっても

ミスを犯した自分に「何やってんだよ!」とか

「しっかりしろよ!」などと味方から言われたら、

途端にゲームは楽しくなくなってしまいます。

 

トラップミスやパスミス、判断ミスは誰もが犯すものです。

そして、ミスをした本人がその原因を一番よくわかっているものです。

次は慎重にプレーしようと思うはずです。

 

その時、味方が発する言葉は

「何やってんだよ!」と指摘すべきなのか、

「ドンマイ! 切りかえよう!」と励ますべきなのか。

 

もう、答えは明らかですよね。

 

私を含めた初心者や未経験者は、

もちろん上手になりたいうというモチベーションはありますが、

何よりも「楽しみたおい!」というモチベーションが、

最上位にくるのではないのでしょうか。

 

ありがたいことに、FLAGのコーチ陣は、

教えることにかけてはもちろん定評がありますが、

何よりも一級のモチベーターであってくれます。

 

ミスを犯しても、次にどうすればそのミスを犯さなくなるかを、

わかりやすく丁寧に説明してくれますし、

そして、励ましてもくれます。

ですから次には「よし! もう一回チャレンジしよう!」と

思うようになり、それが上達に繋がったりするのです。

 

せっかく、縁あってこうして一緒にコートに立って

フットサルに興じる仲間になったからには、

心無い一言で、その人からフットサルの楽しみを奪ってはいけない。

自戒を込めてそう思うのです。

 

もう随分前の、初夏の休日、

ゴール前で肩を落とした娘のあの表情が、今だに思い出されます。

 

by massy