おはようございます
みなさんは「エレベーター・ミュージック」
と言われる音楽をご存知ですか？
この音楽は、高域と低域の周波数帯域を
カットして聞きやすくした音楽ですが、
それだけに退屈で、無難な
インストゥルメンタル音楽と
言えるものです。
聞き手の邪魔にならないところが
1番のポイントであり、まさに
無難な音楽であることが最大の特徴です。
このエレベーター・ミュージックの
配信事業をしているアメリカの
ミューザック社は、
何十年にもわたって、BGMのニーズを
捉えて商売をしてきました。
そしてその大半は、退屈極まりない
エレベーター・ミュージックの配信を
行っていたのですが、
現在では、自らを、
「オーディオ・ブランディング会社」
と位置づけて、
企業のブランディングとポジショニングを
戦略的にフォローするＢＧＭの制作に
力を入れています。
導入事例の1つとして、、、
ブティックホテルのチェーンの1つで
サンフランシスコの「ホテル・ヴィターレ」を
ＢＧＭによるプロデュースをしています。
ホテルの中全体が、まるでスパに
いるかのように心地よい音楽環境を
プロデュースし、
心が落ち着き穏やかになる
優しいインストゥルメンタルを
提供しました。
このＢＧＭは、ホテルの視覚的、触覚的な
ブランドイメージに聴覚的な配慮も
調整したものです。
このＢＧＭが、ホテルのブランド化に
どれだけ貢献できているのかは
実証的なデータなどがありません。
しかし、ＢＧＭによる
オーディオ・ブランディングの概念は
効果の証明ができなかったとしても、
取り組むべき有効なマーケティング手法の
１つになると思います。
いずれにせよ、一貫して使い続けることで
オーディオ・ブランディングは浸透します。
そして、一貫性を持 もって続ける事は
マーケティングの基本そのもの、、、
であると言えるかもしれません。
本日もお読み頂きまして有難うございます
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Hajime Iwatsu
