思い出の試合。川尻達也×ギルバート・メレンデス第二戦 | おおおかのボクシングBLOG

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思い出の試合。川尻達也×ギルバート・メレンデス第二戦

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川尻達也×ギルバート・メレンデスは日本でPRIDEというイベントがあった頃に、中間距離でお互いのベストショットを振り回すドつきあいを演じた。
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そこから月日が経ち、ストライクフォースで2人が再会を果たす。

川尻達也は日本人頂上決戦で青木真也に敗れたものの、次戦でメレンデスのライバルと見られているジョシュ・トムソンに完勝し、メレンデスへの挑戦権を掴み取った。

川尻は、青木真也よりスタンドでの打撃・レスリング力など、トータル面での武器を考えるとメレンデスにも勝てるのでは?と見込みがあるように言われていた。


…だが現実は、次元の違いだけが浮き彫りにされた
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勝負の世界は紙一重だというが、そんな試合には見えなかった。まさに、手のひらの上で踊らされているようだった。

まず、開始20秒で試合の流れは決まってしまう。
メレンデスの斜めの動きから川尻の左に対してカウンターの右フック!この一撃で、川尻がガクンとヒザが落ちる。
そこからメレンデスの首相撲からのヒザ蹴りの連打の速さたるや!
川尻がパンチを振るうたびに、全てカウンターの餌食と化す。
タックルが来ると読み切れば、アッパーでカウンターをカチあげて潰してしまう!
そして川尻の蹴り足もあっさりとキャッチしてテイクダウン。
バックに回って後方からパンチを入れる。
最後は、川尻が金網際でパンチのレベルの違い、ダメージなども含めて、タックルしか選ぶ術が無く、そこをアッパーとタックルを潰して、
グラウンドで顔面にヒジ打ち4連打!
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メレンデスは、プレッシャー・打撃で川尻に金網を背負わせても、あわててラッシュしなかった。
常に自分の距離を守り、正面で居続けるようなマネはせず、腰を落とし懐を深くした状態で、川尻が必ず反撃してくると読んで待っていた。
劣勢、苦境に追い込まれたら好戦的に前へ出る川尻の資質を利用したようだった。

野性味と頭脳的、近代的な戦闘の融合。

それが、ギルバート・メレンデスです。
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