助けられなかった | 同じ空の下から

同じ空の下から

野良さんのTNRとか子猫の保護とか里親探しとか、一応保護活動的なことやってるので、そんな日々の活動のことや保護猫のこと(たまに愚痴や心の叫び)。


前記事は下書きして予約投稿しているので記事内容にはタイムラグがあります。その記事がアップされた後の事でした。



子猫のような猫ちゃん、亡くなってしまいました。









こんな場面は何回も何回も経験しているけど、苦しまず旅立てたのではないかと…



最期は静かに息を引き取りました。




最期の時は仕事に行く時間が迫る中でしたが、ひとりで逝かせることなく看取ることができました。



育たないと言われたけど、二週間で逝ってしまいました。


初診のとき、お腹の中は腹水でいっぱいでした。
確定診断はしていませんが、おそらくFIPで間違いなかったのかなと…



見た目には黄疸はなかったように思いますが、オシッコは明らかに濃いオレンジ…FIPでよく言われるいわゆる山吹色でした。


ウェットタイプのFIPは進行が早く、2週間〜1ヶ月ほどで亡くなってしまうことも少なくありません。








甘えん坊ちゃんで、いつも自分から抱っこされにきて、ずっとゴロゴロいってる可愛いちゃん。



助けてあげられなくてごめんね。






この子の事…
どう見送るべきか悩みました。
とりあえず“餌やり”高齢者に連絡したら、今までも亡くなった子たちは埋めているから連れてきてもらえれば埋めます、と。


土葬しても土に還るまでには何年も、何十年もかかると言われてます。浅いところに埋めれば腐食臭もするし虫も湧いてしまうことも…それに野生動物に掘り起こされてしまう場合もあります。そのため土葬するには本当に深く掘らなければなりません。

土質にもよるけど小柄な高齢者では、おそらく少ししか掘れないんじゃないかな。そんなところに何匹の子たちが眠っているのだろう。



そこに帰すのが一番なのかもしれないけど、なんだか気持ちがスッキリしないので、火葬していいか申し出ましたところ、快くご了解いただけました。もちろん費用は私もち。


 




保護したんだもん、きちんと責任もって見送るよ。





ゴメン、お花足りなかった…




1kgしかなかった小さな小さな猫ちゃん。





つらかったね。
でもいっぱい甘えてもらえて良かったよ。




2022.11.22 永眠