運良く生き残れた子猫 | 同じ空の下から

同じ空の下から

野良さんのTNRとか子猫の保護とか里親探しとか、一応保護活動的なことやってるので、そんな日々の活動のことや保護猫のこと(たまに愚痴や心の叫び)。

よくあるパターンのご相談、のTNRのお手伝い。

ごはんも決まった場所で食べるし、ほとんど敷地内にいるというからこれはスムーズにいくなと、そんな気持ちで向かいました。

現地に着いて思わず、「えっ…」

街から離れた辺り一帯田んぼの俗にいう田舎の風景広がる場所の昔からあるようなお家。そのお家の玄関のタタキや縁側に猫トイレやらごはん皿やら。

猫は居間のコタツの中にいるし…


話を聞けば夜寝るときも家の中にいることもあるけど外にいるときもあるという。
あちこち開け放たれたお家と広い敷地を自由に行き来して、こりゃ飼い猫じゃん。


でも触れないし、“野良”だと言う。





この子は数日前に交尾していたという。
猫は交尾によって排卵がおこるのでほぼ100%妊娠してしまう。
その事や猫の妊娠期間は二ヶ月ほどだって話をしたら驚かれていた。

何とかしてこの子を捕まえたいのに、ごはんを抜いてもらってお腹空いてるはずなのに捕獲器の中のフードになんか見向きもしない。
一度捕獲器の後ろからクンクンしたけど入る気なし。

よっぽど警戒心が強いのか、危険を冒さなくてもごはんを食べられること知ってるのか。

いろいろ訳ありで12時までには病院に連れていかなければならず、初めに聞いていた話からすぐ捕まると思っていたから結局時間切れ。この子は捕まえることができなかった。


で、家の中においた捕獲器にはコタツの中にいたママ猫と子猫が一緒に入った。


あちゃー。

子猫だけ出そうと思ったけど、ママ猫に逃げられたら大変だからこのまま連れて行きましょうと、この捕獲の指揮を執る大先輩ボラさん。

案の定、獣医師には嫌な顔されたけど…


この子猫は三月に生まれた子で、生まれてすぐに子猫はみんな川に捨てたと…
その時一匹だけ忘れたのか、気付かなかったのか、運良く命拾いをした子猫。


眼がグチュグチュだったのでそのまま治療をお願いしたけどその獣医師は点眼のみ。
で、お迎えに行ったときもご丁寧にママと子猫一緒に捕獲器に戻して返すという…
せめてキャリーに移して貸してくれるとかすればいいのに。


さて子猫どうする?
点眼やってあげてくださいねって点眼薬渡してちゃんとやってもらえるのか。
捨てる予定だったのに残っちゃったから“仕方なく”の子猫ちゃんなら引き取って里親探した方がいいのではないか…




ってことで連れて帰ってきちゃったあせる


ママにベッタリだったのに離しちゃってごめんね。


避妊手術をしたママ猫はこの子たちを三月に生んだばかりなのに、すでに妊娠していたと。

捕まえることができなかった子も早いとこ何とかしなきゃあせる