モロ出しになった臓器たち

私達には、どれが心臓なのか…よくわからなかった

アレ? アレが心臓? たぶん…そうだね ちょっと脂肪付いてない?などと口々に話しました。

ウチの姉の凄いところは、どんなに深刻な状況下でも明るく笑ってやり過ごすところです。

父の認知症の介護も、とてもしんどくて悩んでしまう状態でも冗談を飛ばして笑い話に変えてしまっていました。

私は姉のそんなところは本当にスゴイ✨と思いましたし、介護職は姉の天職なのではないか?と思っていました。

そんな姉と見る手術は、なんだか心強かったです。




手術箇所、部分だけの中継で、音声もなく、一体いつ人工心肺装置に切り替わったのか気付きませんでした。

何かしている間に母の心臓から弁が切り取られ人工弁が付けられました。

左右両方。

まるで裁縫🪡のようでした。

人工弁が取り付けられたら胸を閉じます。

肋骨を元の位置に合わせると、また工具のようなものが出てきまして、今度はホッチキスのようです。

上からバチンバチンと打ちつけました。音は聞こえないけど…

そして膜を縫ったところで中継が終わりました。