プロ野球が開幕して、一月以上が経った。試合数も30試合を超える(まだ、超えないチームもあるが…)。
昨日(21日)現在で、パ・リーグはソフトバンク、セ・リーグはヤクルトがそれぞれ首位にたっている。
最下位は横浜(やはり)とオリックスで、まだ序盤戦とはいえ、両チームの戦力から推測してこのままシーズンを終える公算が強い。少なくとも、Aクラス確保はかなり難しい状況といえそうだ。
さて、優勝争いだが、セ・リーグでは横浜の次に阪神が脱落しそうな形成となった。現在5位で、首位ヤクルトからすでに5ゲーム近く離されている。
開幕前は、優勝候補の筆頭にあげた評論家も多かったが、打てない、守れない状況が続いている。特に打線が弱く、打撃ベスト10に入っているのは新井と平野の二人だけで、去年打ちまくったマートンは20位前後に甘んじている。
投手は、岩田稔、能見篤史、久保康友の3人が10位前後をうろうろしているが、エース能見はここまで2勝3敗、防御率3.61と調子がイマイチである。打線が振るわず、エースがこのザマでは今の成績も当然だろう。このあと、ある程度調子は上げてくるだろうが、まず今季の優勝は無理とみるべきだろう。
と、なると、今年のセ・リーグの覇者は、昨年の王者中日、巨人、そして現在快調に首位を走っているヤクルト、いつも序盤戦は好調の広島の4チームに絞られるが、広島は昨年もそうだったが、交流戦が終了するあたりから調子を崩す傾向がある。今年も、昨年と投打ともそれほどの違いがみられないので、最終的には阪神より下位にいく可能性が高いとみた。
残りは中日、巨人、ヤクルトの3チームである。そのなかで、中日にリーグを連覇する底力はない、と思っているのでここは思い切って優勝候補から外した。
巨人は故障者が多く、スタート・ダッシュに完全に失敗した。阪神と同じで、打てない、守れない、という状況が続いているが、それでも5割を何とか維持し、広島、中日、と2位、3位争いを演じている。これだけでも、チーム力は阪神より上と見るべきだろう。中盤から後半にかけての攻勢が期待できるので、とりあえず、優勝候補に残しておいた。
現在リーグトップを維持しているヤクルトだが、その力は本物だろうか。ちょっと検証してみた。
チームが快調のときは、投打ともに好調なのは当然である。打撃成績10傑に、バレンティン、青木宣親、畠山和洋、宮本慎也、川端慎吾(10位前後に位置している)の5人が入っている。
投手力も安定していて、エース館山昌平、由規、石川雅規の3本柱のほかに増渕竜義もそれなりに頑張っている。
もし、今季、3本柱で50勝(昨年は37勝)近くできれば、優勝は現実のものとなる可能は非常に高いだろう。
特に、昨年急成長した由規が15勝以上の活躍をみせれば(昨年12勝)かなりリーグ制覇に近づく。161キロの日本人最速記録を持つ右腕に、今シーズンの優勝がかかっている、といっても過言ではないだろう。
延長10回、救援のロメロが打たれ、憮然とした
表情を見せる、巨人原監督。
(22日、対オリックス戦)
