今月の5日、巨人の小笠原道大選手(内野手)が2000本安打を達成した。史上38人目の快挙だ。
今季はイマイチ調子が上がらないようだが、もともとスロースターターであるため、そのうちに調子を取り戻すのだろう。彼はまだ37歳、このあとどのくらい記録を伸ばすのか、余計なことだが、ちょっと計算してみた。
日本ハムに入団したのが1996年。2002年、2003年には首位打者のタイトルを手にしている。
2006年に、本塁打王(32本)と打点王(100)の二冠を獲得し、翌年、FAで巨人に移籍した。
巨人ではタイトルこそとっていないが、去年までの4年間で0.310、654安打、132本塁打、381打点と日本ハム時代とそう変わらない安定した成績を残している。
他球団の大物選手が巨人に入団すると、軒並み成績をダウンさせ、世間の痛烈な非難を浴びるシーンを何度も目撃してきたが、小笠原選手に限れば、その心配はなかったようだ。
さて、37歳の彼が今後、どのくらいの安打を上積みできるのか…。
巨人に入団してからの成績を参考に推測すると、あと最低3年間はレギュラーでいけると考えてプラス500安打、つまり2500本安打は超えそうな気がする。少なくとも、長嶋茂雄の2471本は抜けるだろうと思う。史上5位か6位の大記録だ。ただし、今後引退するまでに大きな故障がなければの話だが……。
現在、小笠原選手より多くの安打を打っている現役選手は、石井琢朗(広島)2405安打、金本知憲(阪神)2381安打、前田智徳(広島)2089安打、の3人だけである(5月7日現在)。しかし、石井は40歳、金本は「鉄人」の異名をもつが、もう43歳、前田も今年で40歳になる。つまり、3人ともそれほど今の安打数を上積みできないだろうと思われる。つまり、小笠原は数年後には現役最高の安打数を誇る選手になっていることだろう。
小笠原に続く選手だが、一番近いのは小久保裕紀(ソフトバンク)で1882安打、続いて稲葉篤紀(日ハム)の1866安打、宮本慎也(ヤクルト)1859安打、谷繁元信(中日)1823安打、谷佳知(巨人)1819安打などがいる。この中で、今年中に2000本安打を達成できそうなのは、一人か二人だろう。
しかし、名球会に入会できる資格は、投手なら200勝か250セーブ、打者なら2000本安打と決まっているらしいが(日米通算OK)、200勝投手は24人いるが、250セーブは、歴史が新しいとはいえたった3人しかいない(高津臣吾286、岩瀬仁紀275、佐々木主浩252=2010年末現在)。
それに比べれば、2000本安打は38人もいる。どうも、この規定は打者に有利のような気がするのだが…。
20勝投手の誕生が難しくなった現状では、ますますこのハンデは大きくなっていくだろうな……。
小笠原道大選手(巨人)
