前回はセ・リーグを展望したので、今回はパ・リーグをみてみようと思う。
交流戦も、そろそろ佳境に入ってきた。昨日まで全ての球団が30試合を超え、序盤戦の順位が固まりつつある。
 
開幕から殆ど首位を走っているのは、昨年のリーグ王者のソフトバンクだ。2位は、昨年ロッテに逆転され4位に甘んじた日本ハム。
3位に、まだ調子の上がらない昨季の日本チャンピオンのロッテと西武が並んでいる。そして、5位に首位から少し離されかかっている楽天、最下位がオリックスとなっている。
 
この中で、最下位のオリックスは底が見えている気がするので、これからの挽回はかなり難しいだろう。まだ序盤戦だが、Aクラスもまず無理と思う。
 
問題は5位の楽天で、シーズン前は大方の評論家達も優勝のダークホースとみていた。その理由は、監督が名将星野仙一に変わり、3月11日の大震災に直接罹災した唯一の球団だからだ。
 
1995年の阪神・淡路大震災に被災したオリックス・ブルーウェーブが、名将仰木彬のもと一致団結して見事リーグ優勝を果たしている。そのときの状況によく似ているため、今季の楽天は過大な期待をかけられているようだ。
 
ただ、ここまで、投手はかなり頑張っているようが(岩隅久志、田中将大、永井怜の3本柱)、まるで打線が振るわない。打撃ベスト10に入っているのは43歳の山崎武司ただ一人というていたらくだ。これからいかに打線の調子を上げていくかが重要な課題となるだろうが、優勝はきついとしても、Aクラス入りは十分に可能性があると思う。上手くいけば、昨年のロッテの再現も夢ではあるまい。
 
現在3位の西武だが、どうも元気がない。昨年の終盤戦にかなり調子を落としたが、それをそのまま引きずっている印象だ。今季もリーグ優勝は無理とみた。
 
首位を走るソフトバンクは好調そのものだ。このまま、優勝へ突っ走れるかどうかは難しいが、優勝争いは終盤まで続くだろう。
 
2位の日本ハムは昨年の無念さを振り払うように、今季は開幕から調子がいい。なにがなんでも今年こそ優勝する、という気迫が感じられる。ある意味、新人の斉藤効果かもしれない。優勝候補の筆頭だろう。特に、中田翔の成長が大きい。もし彼が今シーズン30本塁打以上を打てるようなら、その確率はもっと大きくなるだろう。
 
昨年のチャンピオンのロッテだが、西武同様あまり調子が上がらない。西岡のメジャーリーグ移籍など、戦力の低下は否めない。Aクラスに残れるかどうか、という状況だろう。
 
 
 
   横浜戦で足を痛めた、日本ハムの小谷野
 
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