こんにちは。
中学部理系担当の佐々木です。
今週から12月に入りました。
先月実施された「学力診断テスト」の結果が返ってきましたね。
早い学校では、その結果を基にした三者面談も実施されています。
思うような結果を残せなかった人もいるでしょうが、
点数を伸ばす期間はまだまだあるので、
最後まで諦めることなく一緒に頑張っていきましょう!
今週も前回のブログに引き続き、
「高校入試分析会‶冬″」で発表した数学の内容についてお伝えします。
数学は、
1.小問集合
2.グラフと図形
3.確率+データの活用
4.方程式の利用
5.空間図形
6.平面図形(証明あり)
の大問6問構成だということは、前回お話しした通りです。
前編は「関数」分野を中心にお話ししたので、
後編は「図形」分野を中心にお話しします。
大問4は「方程式の利用」です。
大問4はいろいろな単元が出題されるのですが、
ここ2年は「方程式の利用」となっています。
この「方程式の利用」の問題は、会話文形式の問題となっており、
問題文がかなり長いのが特徴です。
この長い問題文から「必要な情報を正確に読み取る」ことが重要になります。
問題文を読み取ることができれば、それほど難しい問題ではないので、
問題文を速く、正確に読み取る練習をしておきましょう。
ただ、出題される単元が変わるのがこの大問4なので、
来年度も「方程式の利用」が出題されるかどうかはわかりません。
大問5は「空間図形」の問題です。
空間図形は、体積を求めたり、辺の長さを求めたりする、
計算問題が主に出題されます。
特に三平方の定理を使う計算問題は必出です。
来年度は展開図と見取り図の比較を基にした問題が出ると予想しています。
展開図から空間図形を組み立てたり、
展開図と組み立てた図形の辺や頂点の位置関係を、
しっかりと把握できるようにしておく必要があります。
空間的な把握は苦手としている生徒が多いので、
多くの問題を解いて慣れていくようにしましょう。
大問6は「平面図形」の問題です。
平面図形は、相似の問題が出題される傾向にあります。
また、平面図形の問題では必ず証明の問題が出題されます。
証明を勉強するときのポイントは、
まずは「自分で最後まで証明を完成させてみる」ことが重要です!!
自分自身で考えることによって、
解く手順がだんだんとわかってくるはずです。
証明の問題の他にも、
「相似の比の利用」や「三平方の定理」を使った問題も出題されます。
平面図形の最後の問題は超難問ですので、
よほどのことがない限り、
「解かずにほかの問題の見直しをする」というのも作戦の一つです。
今年度の入試が「平行四辺形などの円が関連しない図形」でしたので、
来年度入試は「円と相似の融合問題」の問題になりそうです。
図形の問題は、「性質を覚えておく」ことが最低条件です。
3年の2学期・3学期で学習する、
相似・円周角・三平方の定理は必ず出題されるので、
しっかりと演習を積んでおきましょう!!
上でも述べましたが、点数を伸ばすチャンスはまだまだあります。
第一志望校合格を目指して頑張りましょう!
来週からは理科の入試予想について述べていきます。