面倒だなと思いつつ、先日町内会の定例役員会議後の会食に出席した。
しかしひょんなことから、その場が盛り上がった。
役員の一人の高校の音楽教師が、彼の部活生徒たちへの吹奏楽部の指導の話題から、
一挙にジャズやロックのギターへの話となり、
昔の「バンドやろうぜ少年」だったようなのが
その場に何人かいて、すっかりアマチュア・バンドの話で盛り上がった。
今でも趣味でジャズやロックやクロスオーバー系バンドを
やっている人がいて嬉しくなった。
私のように清く正しいロック少年は10代半ばで挫折し、ジャズ喫茶通いに日々に
堕落していった事を思えば、いまだに趣味でバンドを時折やっているという
SDGsを日々実践されている方々がいるのは、大変に羨ましい事でもあり、
大いに敬意を表したいところだ。
それでも定期演奏時の人員確保には苦労しているようで、ベースやドラムの
メンツを確保する苦労は何処も同じ。
それもフェンダー派だの俺はギブソンだの、エフェクターは?アンプは何だ?と
会話は白熱する。
中でもマニアックな”MESA BOOGIE”を愛用しているなんて
話題になれば尋常ではいられない。
あのALTEC Lansingの417の入ったBOOGIE、417-8Hのドームの持つ、
あの輝かしい音色の個性的なこと。
BOOGIEとALTEC Lansing わくわくとする響きではある。
Blue Lagoon
MESA BOOGIEなら日本だとギタリストの高中正義だ。
80年代のかつてのクロスオーバーブームを牽引したミュージシャン。
デビュー前後においてはカルロスサンタナの影響下にあった人だろうが、
都会的でオシャレ路線へと進化した。
Blue LagoonはパイオニアのCMに用いられたせいもあるが、
誰でも一度は聴いた事のあるキャッチーなメロディーが特徴の彼の最大のヒット曲である。
良くも悪くもあのクロスオーバー~フュージョンがこの世の春を謳歌していた
想い出のヒットメロディと共に、切れて歪んで粘るギターアンプの音色を聴く。
こんなヴィンテージ復刻モデルも数年前には発表された。
ちなみにパワー管はEL84
その後6L6GCが台頭
これはオーディオで使っても、実にそれはごきげんな真空管だ。
特にジャズには一推ししたい。