店舗メディアとCSR~温暖化警鐘なスタバのカップ~
温暖化警告な広告です。
「High tempratures are changin the planet.
Stop Global Warming」
コーヒーを注がれた後、
温度で地球から緑が消えていく仕掛け。
ところでこれを見たときになんとなく思ったのは、
スタバでやってるとこが何か納得だなーということ。
何の根拠もないんだけど、スタバに来る人って、
こういう環境問題に関心ありそうだな、と。
ドトールでやっててもそうは思わないだろう。
考えてみても、
スタバは特に大々的にCSR的なイベントとかやってるかどうかは
知らないし、そういう広告も記憶にない。
とは言え店舗に入れば、ごみの分別が細かいとか、
タンブラー使わせて資源の節約を匂わせるとか
色々うまく見せているのを思い出すので、
やっぱり店舗はメディアなんだなー、と実感。
さらにこういう施策は、自社が他社のメディアになりつつも、
自社のCSRイメージアップにつながるって意味で、
ものすごくうまいwin-winなメディア構造であって、
あまり広告を打たずともブランドを急成長させたスタバながら、
やっぱりうまいなー、と思うのです。
注目を浴びなくなった広告の最後の手段は自爆
ゲリラOOHは、
アテンションを取ることが困難になった
今のマス広告に対するアンチテーゼ、
上の事例は、おそらく物流系の会社の広告。
セルフタイマーのカウントダウンが0になると爆発。
コピーは、
「When we give you a time. We mean it.」
時間内に必ず届けますということを表現。
サバイバルが激化する広告アテンションを得るために、
ついには"広告が自爆する"という手段が取られた。
極端な例ではあるけれど、とってもアイロニーな事例。
ちなみに、
日本ではこれは実現厳しいかと思います。
爆発を許す場所が無いだろう、ということもあるけど、
テロなどを連想させ得る表現、
と言われることが一番の懸念事項です。
この手のことを言われたら、ゴリ押しネゴシエーションするわけには
いかなくる。
どんなにおもしろいことを考え付いても、
表現・手法が人を傷つけえるものであるのならば、
広告に携わる人間として絶対にやってはいけないことです。
ギターを買えばエッチな夢が叶うかも、なOOH【Dan's Chelsea Guitar】
from: ads of the world
店頭のディスプレーのギターたちと共に、
ポロリしてる女性のマネキンと、
「THE VALUE OF A GUITER IS RARELY INDICATED BY ITS PRICE」
のコピー。
英語はうまくないんですが、
「ギターが持ってる本当の価値は、金額じゃなくてムフフな体験」ということを言いたいんでしょうか。
「ムフフな体験」とか言う表現を使っちゃってる自分にはがっかりですが。
この事例は
アメリカのグラフィック系広告にありがちな感じの、ベネフィット誇大妄想型な表現だけど、
OOH(というか店頭)でやっちゃってるとこがアホです。
でも好きです。
多分チェーンのギター屋さんだと思うけど、
店舗ごとに女性のパターンとかストーリーが違ったらもっと楽しい。
いちいち近くに寄ったときチェックしちゃうんだろうなーと思う。
この事例みたいに、購買の直前で(直後もだけど)
お客さんが「買う体験」が楽しくなるようなデザインを設計するのはすごく大事だと思う。
僕はバンドでギターやってたことがあるのだけど、
日本の楽器屋にはこういう精神がなかった気がする。
むしろ若干敷居の高さとかを感じさせて、そのくせダサい感じで。
買うのを楽しむよりむしろ、緊張した(素人だったから・・・)。
ということで、
企業がメディア化できるのは、自社WEBとかだけじゃなくて当然店頭や自社ビルも然りだ。
ブランドにもよるけど、そこでひたすら世界観を体験させるのは大事。
IKEAなんかはその辺が上手だ。
ブランドの世界は、CMとかWEBとかで終わってしまっては、
今の消費者はすぐに醒めちゃう。
どうせやるなら、買うところまで徹底するべきなんだろう。
大変だけど。


