お外の広告 -6ページ目

AXEのお約束なOOHたち①【AXE】

確固たるAXEの世界観ですが、

当然OOHも確固たるアイディアです。


AXE2




AXE1



ということで、いたるところのサインを活用した事例。




お外の広告がインタラクティブになる意味って

さて、

「OOHがインタラクティブになったら」

という期待は、デジタルサイネージ関連で盛んになっている今日この頃です。


smartcart


最近、その手の議論をする人々の話を聞く機会が色々あるのだけでれど、

大体が、ネットワークの部分に関する議論のみが行われているよう。

  ■あらゆる時間・状況に応じてメッセージが変えられる。

  ■ターゲットごとにメッセージを変えられる。

  ■顔認識等で、正確なインプレッションデータが取れる。

    ⇒POSにつなげて、売り場でのROIが図れる。

  ■各種サイネージが同じネットワーク上でつながり、

    最適な組み合わせをプランニングできるようになる。

などなど、配信技術にかかわることが主です。



もちろんこれらのエッセンスは、非常に重要だし、魅力的なことだけど、

その前にもっと別のことを考えるべきなんじゃないの?

という疑問が、OOH側の人間としてはある。

この前の飲み会 で、小笠原さんともちらっとお話しました。

僕が感じる疑問点は以下2点。


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①配信技術がすばらしいのは良いことだけど、

 それ以前に果たして、単純に広告媒体として魅力的なの?

 というか、その媒体売れるの?という疑問。

 

②ネットワーク技術や、視認した人を分析できる、という部分は、

  クライアントや売り場の人達にはハッピーな話だけど、

  消費者にとっては、意外とどうでも良いことでは?という疑問

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①に関しては、

大前提として、OOHメディアという、強制視認性が命題となるメディアとして、

媒体としての価値の話が、無視されている。

インストアにしろ、屋外にしろ、ビジョンの売り上げは非常に悪くなっている。

「ビジョンなんて誰も見ないよね」という意見で、広告主が付いていないのが単純な理由。

そんな中、客が動きまわる店内で動画を流すとなると、

見てもらうまでが相当大変。

電子POPとかという話ならば、また別だけど。



②に関しては、

確かに、「その人に適したメッセージを送る」という意味では

消費者はハッピーかもしれないけど、

適しているかどうかは、結局最後は消費者が判断することだし、

適していても、興味ない情報(表現)であれば、誰も見ない。

「広告なんて誰も見なくなった、これからはコンテンツだ!」

みたいな話すら流れるこの業界で、

モニター置いて、映像流すだけ、というのはちょっと厳しいのでは。




そもそも、情報を発信するメディアの設計が、

TVの形のままで良いのか?という気がする。

広く考えれば、情報というのは、5秒の動画でも、1時間の動画でも良いし、

もっといえば、五感に訴えるものは何でも良い。

匂いでも、触覚でも、聴覚でも良い。



ぼくは、大学時代に

「ユビキタス社会でのメディアデザイン」ということを研究してたから、

リアルの世界にあるモノが、

コンピューターのネットワークにつながったら、

もっと情報のあり方は面白くなるし、

広告ももっと別な形にできるはずなのに!

と思ってしまう。



そもそもメディアの仕組みをデザインする前に、

情報をデザインしなければならないはず。



だから、まだ非常にプリミティブな仕組みではあるけれど、

前回のエントリ のminiの事例のように、

「思わず見たくなる」「見る人が楽しくなる」設計を、

もっと考えるべきだし、考えたいと思うのです。

広告のあり方が変わらなきゃいけないのは、

消費者のためなんだから。





※ところで、米ウォルマートに設置されているらしい、

 冒頭の写真のsmart cart のようなあり方は、

 新しいサイネージとしてアリだと思う。

 楽しいかは別だけど、流せるものは本当に必要な情報だし。

 視認性の問題もクリアしてるし。




インタラクティブOOHとして本当の意味で素晴らしい事例【mini】

下の写真は、miniのインタラクティブビルボードの事例。

mini_interactive

miniを買った人に、

ニックネームや年齢・性別などの属性を送ってもらい、

後日その属性を登録した無線センサー付きのキーを送り、

そのキーの車でこのビルボードの脇を通ると、

 「はろー、ひがCさん。今日は良い天気だね?」

という個人によってカスタマイズされたメッセージが流れる、

という、看板。

すばらしい事例ですな。

インタラクティブが本当に面白いエッセンスを、

見事にOOHに盛り込んでいるところが好きです。

miniユーザーが買った後もうれしい気分になる。

買っていない人も、

ビルボードからminiオーナーに話しかけてくれる光景を見て、

うらやましく思う。(はず)



ものすごくシンプルな技術だけど、

この事例みたいに、見た人が楽しくなるような方向に、

インタラクティブOOHは向かってほしいですな。