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【BC hydro】省エネ実証ビルボード

OOHは説得力の媒体です。







powersmart1

from Ads of the world



カナダの電力会社BC hydro社の、省エネキャンペーン。

左が従来の電球で、右がLED。


"25 old lights use more energy than 2,500 LEDs."

とのこと。


ここまで事実を見せ付けられると実感。

リアルメディアの力ですな。



冷え知らずさんのfact

前回のエントリーで、

ペイパーポスト見て買いたいと本当に思うんかい?

ネットコンテンツはfactがキーじゃないのでしょうか、いかがでしょうか?

ということをちらっと偉そうに書いたのですが、

その際にこのキャンペーンのことを思い出した。


これこそ、factをうまく見せて成功した例なのでは。



【永谷園 冷え知らずさんの生姜シリーズ】
冷え知らずさん


実施内容は、上記スペシャルサイトと、モバイルサイト、

ペイパーポスト的なことでCGMと、

大学内メディア「タダコピ」のみ。(たぶん)

しかし、このキャンペーン成功でバカ売れし、実販売へとつながったとのこと。



CGMの部分は、サンプル送ってbloggerに感想書いてもらうことをやっていたようだけど、

その感想はありきたりなものばかり。

(おいしかった!確かに体があったまった!とか・・・)

商品がもろそのベネフィットで売っている以上、そりゃそうとしか言えないわな、

と思いつつ、無意識だとしても言わされたようなblogばっかりな印象だったので、

果たしてこんなんで買いたくなるのか?と思っていた。


でも、よく考えるとそのありきたりな感想の先に、

この現役女子大生のサーモグラフィのサイトがあるって、

すごくうまく「本当だよ」ってことを見せている。

factを納得させるが構造が非常にうまい。


論より証拠というけれど、論⇒証拠へ誘導して、

しかもそれを表現する人たちが、

素人さんなのだからうまくいったんじゃないでしょうが?(生姜だけに)






ところで、

タダコピでの展開の部分も、すごく良く出来ている。

各掲出大学に対し、該当するミスのビジュアルを使用しており、

(例えば、東大にはミス東大のビジュアル、という形で)

ターゲットメディアの使い方が非常にうまいなーと。

大学生メディアとミスキャンって、

アテンションとる上で絶対相性良いよなーと思っていたので、

してやられた感もあった・・・


これで、大学内である程度話題にはなったんだろうなー、てのは想像できる。

実際、生協での棚置きも決定したとのこと。



今イケイケのD通コミュニケーションプランナー・岸さんのお仕事とのことです。


そんなんじゃクチコミしないよ、と思った。

今日は、OOHじゃないです。

アドマンさんの記事 を読んで、即買いした本。

そんなんじゃクチコミしないよ。 <ネットだけでブームは作れない!新ネットマーケティング読本>/河野 武
¥1,554
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ネットでの「口コミマーケティング」って意味あるの?というのが主題。


BUZZやらWOMやらといった仕掛けをつくって、

宣伝会議や業界内情報でやたらと取り上げられて、

果たしてそれは本当に売上げにつながったのか、

態度変容を与えられたのかを論じ、

広くはネットマーケティングに対する効果を期待しすぎな感じに対して、

ちょっと待ったをかけている本だ。


特にペイパーポストのような、やらせ的な記事がネットを横行して、

blogの質が低下することを危惧している。



 

企業にとって「ネットで口コミ」を仕掛けて意義があるところは、

評判が可視化されることだろう、と僕は考えている。

この本でも、blog等の口コミ情報は、

企業の本当にファンだけに書いてもらい、

消費者グルイン的なポジションとして活用する道を提案している。



僕自身は、自分でのネット行動や、経験上、

極論を言えばネットに広告は相容れないもの、というのが前提にある。

ネット情報は「factである」ことが大事だからだ。

(もちろんネット広告が無駄とか、嘘だとか言ってるわけではないですが)


だから、ネットで出会う広告には非常に過敏に避けようとしてしまし、

とにかく目的に対して最短ルートで行きたいから、

無駄な時間を使わずアクセスする方法をすごく考えて情報を選別する。


僕だけでなく、ネットをちょっとでも徘徊をする人たちは、

その情報が有意義かどうかという部分のリテラシーが養われているはず。


結局、blogや比較サイトでの情報は、賛否の意見が欲しいのである。

デメリット部分もまとめて知れることがネット情報の強みだ。



それに比べてTVは、

一元的な論調で説得するパワーと、爆発的な広がりいまだに持っている。

TV情報からくる情報に対する疑いの目は、

だんだん養われてきていると思うけど、

それも、発信する人次第でまだまだ影響力は強い。


それは能動メディアと受動メディアの違いから来るものかもしれない。

自分が行動した結果得る情報は、非常に選別するけど、

何となく偶然知った情報は、そこまで深く追求しないから、

何となーく信じたままほったらかす。

そして後日違うところから同じことを聞くと、なぜかもう信じている、

という構図があるような気がする。



だから、言葉は悪いけど、口コミをあやつりたいなら、

まだまだTVにPRを仕込んだ方がよっぽど広がると思う。

ペイパーポストなんて、

今のやり方のままじゃあ仕掛けた側の自己満足にしかならない。

これだけ情報に対する猜疑心の高いネット上で、

そうそう簡単に企業の意図や、

アフィリエイト目的のbloggerのいやらしい感じを隠し切ることはできない。

企業にできることは、意図的な話題づくりじゃなくて

話題が醸成される環境づくりだろう。




ところで、ペイパーポストだとしても僕は信じる・あるいは影響を受ける要素がある。

それは、bloggerが載せるデジカメや写メの画像だ。

消費者が商品を使っている様子が、やたらと生々しく表現される。

広告にはない、丸裸の商品の姿だ。


その情報は、まさに欲しかった「fact」だ。

1000のやらせ記事を集めるより、

100のユーザーの写真を集めて、flicker的に見せたほうが、

よっぽど情報の希少価値は高い。


これをやってどの程度見た人に影響を与えるか、

どう活用していくかを考えるのは難しいだろうけど。

各地域、各シチュエーションで、消費者がリアルに使用しているところを見れるのは、

面白いし、商品がぐちゃぐちゃになっているところも見てみたい。

こっちは良い面も悪いも両方見たいのだから。


そういうfactの使い方が、

ネットを使いこなす上での肝なんだろうなー、と何となく思うのです。