マレーシアのショッピング事情などについて、くどくどと申し上げまし
たが、肝心の観光について思いついたままお話をすることにいたします
とはいいましても私が話すことですから観光地に訪れる国々の観光客と
のすれ違いの出来事なんです。日本とは違い5年ごとに交代する国王の
住まいキングパレスを訪れたときのことです。東南アジアのひとらしい
のですが切れ味のあるタイ語とは少し違いますが肌の色や体形がよく似
た集団とすれ違いましたので英語で”どちらから来ました?”と尋ね、
ましたら”ベトナム”と答えが返ってきました。ベトナムのガイドらし
いひとに”どれくらい滞在するの?”と聞きましたら”4泊5日”と答
えてくれました。”幾らぐらい?”と言いましたら”シークレット”と
いたずらっぽい表情で応えました。数年前までは東南アジアでは貧しい
国のひとつでしたがスマホを片手にパレスを撮りまくる姿は勢いを感じ
ました。けたたましく周囲なんかお構いなしに騒動をまき散らす隣国の
ひとびともマレーシアに押しかけていました。不思議なことに土産屋に
連行されるときには日本人観光客だけしか遭遇しませんから爆買いの現
場をみることは出来ませんでした。マラッカでは皆さんが観光中に私は
不思議な人物をみつけましたので、ツアーが戻ってくる間その人物を見
物することにしました。そのひととは全身をゴールドカラーにして微動
にしないんです。もちろん顔や髪も金色一色なんです。私の浅知恵では
皮膚呼吸に支障をきたすと聞いたことがありますが、とにかく瞬きもし
ないんです。走り書きには撮影するひとは2Mドル(50円)を箱に、
いれろ”みたいなことが書いてあります。ところがケチってなのか知ら
なかったのかシャッターを切って立ち去るひとがいますと一瞬にして営
業マンに変身して猛烈な勢いで怒ります。その勢いに押されて金をいれ
るひともいますが、知らなかったと言い張るひともいて大変な商売だな
と思いました。孫を抱えた年配のひとがファミリーで来ていたのか5M
ドルを箱にいれましたら愛想よく孫を抱いたり何枚もポーズをとってい
ました。言葉の違いはあっても起こり得るドラマは万国共通だと思いま
した。
国際社会も急速に格差社会が目立っています。 ぐっさんハイ
昼間、土産物屋に引っ張りまわされた私たちは夕食をとったあとはガイ
ドではなくホテルのベルボーイに近場のショッピングセンターとタクシ
ーの料金を尋ねます。親切なボーイが”この時間は混むからメーターで
はなく料金の交渉をして行った方がいいよ”と教えてくれたので良心的
だと判断してボーイに任せましたら20Mドルで着きメーターでは25
Mドルでした。小姑はマレーシアのショッピングセンターでは見向きも
せずマッサージ屋に直行していました。かみさんは私についてスーパー
に行き昼間の土産屋で売っていたドライマンゴが11Mドルで売ってい
るじゃありませんか。ぼったくり屋で23Mドルのものがですよ。かみ
さんが手にしながら”重量が違うわよ”といいましたが構わず10個カ
ートに入れましたら”まだこれから何度もスーパーを覗くんでしょ”と
半分を棚に戻されました。かみさんはもう観光客から出稼ぎ屋の主婦に
なって食品を見て回っています。宿で、つまみ食いをするような物を仕
込んで帰りのタクシーは値段の交渉をして20Mドルで帰館しました。
昼間は観光地を回り、夕食をみなさんといただいて宿に帰館したら娘が
またマッサージに行きたいといいますから出かけました。かみさんと私
はショッパーズの中をぶらぶらします。するとこのショッピングモール
は全館大売出し中で、リュックがくたびれていましたので売り場でブラ
ンドものといわれたリュックを買い求めましたら半額セール中というこ
とで3000円でした。安かったので皮のサンダルも探しましたら30
00円と半額で調達できました。まあ、値段はあったようなないような
ものだというのが私の考えですから自分で納得して満足できたらいいと
思って現地製を調達しています。余談ですがカンボジアで靴を買ったん
ですが皮が本物であればいいというのが私の安っぽい趣味なんです。東
南アジアを回りながら身の回りの品を買い込んで悦にいっています。ス
ーパーにも行きましたらダライマンゴが4・95Mドルで売っていまし
たので、ほらねという顔をしている、かみさんを横目に忌々しい思いを
しながら買い込みました。支払いは地元のひとと同じように現地の売価
をクレジットカードで決済しました。
海外旅行といえば保険に掛かっるのが安全です。私は海外旅行
保険が付帯したカードを携帯します。会費無料のカードです。
そんなカードをお持ちになればお得です。 ぐっさんハイ
その事件というのはトイレなんです。もう20年以上も経っていました
からトイレだって水洗になっているだろうとシンガポール空港のトイレ
に飛び込みましたら便器の横に水道のパイプがあって戦のあとその水道
のパイプを自分で調節しながら後始末をするという昔ながらの習慣が、
流行の最先端を行くシンガポールでさえ古き伝統のままですからマレー
シアだって改良されたとは思えません。案の定マレーシアの玄関である
空港でも水道のパイプが出迎えてくれました。しかもペーパーが見当た
りません。あれだけジパングの文化に触れて水洗トイレの良さを実感し
て帰国して、やっぱり水道の蛇口を捻って戦後処理をする習慣に慣れ親
しむという頑固さはなんでしょうかね。そんなことでホテルで処理をし
ていましたら慣れないためにホースの手元が狂って浴室の床が水浸しな
ってしまい、それなりに戦後処理をして部屋に戻りましたが娘の繊細な
神経がそれを許さず叱られてしまったというわけです。苦肉の策として
処理のあと便器の上に乗ってホースをあてがうという曲芸師みたいな離
れ業で急場をしのぐという緊急事態になってしまいました。あたしゃ、
声を大にして訴えたい!ぜひトイレは水洗にしてペーパーも便器の横に
設置する!そうしたらジパングの民はもっと出かけて行きますよ。朝か
ら妙な話になってしまいましたが、以前は日本のガイドがついていくの
が当たり前でしたが旅慣れたということもあって現地の空港から現地の
ガイドが怪しげな日本語で説明していきますが、現地のひとが如何にワ
ルで危険な人物であるかを寝言みたいに吹き込みます。そうして自分が
すすめるところから買えと新興宗教の教祖みたいに繰り返します。2日
目でしたか車中で”まだ両替えをしていないひとは私が両替えします”
と発声しましたら我々以外の方は一斉に両替えして5%痩せたMドルを
手にしていました。10万円として5千円ですから旨いビジネスですな
例によって「日本語」の通じる土産物屋に案内されて土産物漬けにされ
るに本人観光客があります。私はひさしぶりに怪しげな日本語を聞きな
がら相場を探ります。そうして外に出ながらローカルのひとに怪しげな
英語で話しかけて情報収集しながら英語が湧いてくるというか言葉に慣
れるということを意識しました。
日本語が通用する店はぼったくり屋と心せよ。 ぐっさんハイ