きものワンポイント講座
5分でわかる長じゅばん
きものの下に着るもう一枚のきもの。それが長じゅばんです。
呉服屋さんや着物愛好家は隠語で「長十」(ちょうじゅ)とも呼びます。
きものの汚れを防ぎ、着崩れを防ぐ役割があります。また袖口や襟元からちらりと見える色使いで、顔うつりやきものなど全体のバランスを整えます。
個人的には着物の着心地の8割は長じゅばんが決めると考えます。肌の接地面は着物より襦袢部分ですから。それくらい重要アイテムです。全身をシルクで包まれる喜び、気持ちよさは洋服ではなかなか味わえないものです。
一般に留袖や喪服には白の長じゅばんを着用。振袖の場合は生地がたくさんいるので、振袖用の長丈襦袢生地から選ぶ必要があります。
準礼装の訪問着や付け下げ、色無地では、ピンク系統やクリーム色など淡い色やぼかしなどを選びます。街着や普段用の小紋、紬などのカジュアル着物であれば、濃い色あいの色や賑やかな小紋など趣味性の高い、おしゃれな襦袢生地を選ぶことができます。
生地は綸子や一越縮緬などの正絹(絹100%のこと)が定番ですが、毛織物のモスリンやポリエステルなどもあります。化繊表示であれば原則ご家庭での洗濯が可能です。単衣の季節であれば、楊柳や絽、麻、紗などの長じゅばん素材があります。
きものが木綿やウールの場合でも、すそ裁きを考えると正絹をお勧めしますが、とにかく汗をかく季節には洗える長じゅばんも有力な選択肢です。
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