佐伯訪問記番外編①ー米軍撮影の航空写真№1- | 大神回天基地ブログ

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太平洋戦争末期に出現した特攻隊。大分県日出町にあった人間魚雷「回天」の訓練基地・大神基地の歴史や基地設備及び「回天」の開発経緯・構造・作戦内容(神潮特別攻撃隊)を紹介します。また大神基地に関連した空母「海鷹」等の艦艇や使用武器について紹介もしていきます。

今回は少し休憩の意味も込めてこれまで訪問した戦跡等を米軍が戦後に撮影した航空写真を元に振り返ってみたいと思います。

1947年(昭和22年)の3月から4月にかけて撮影されたものです。

 

 

最初に佐伯航空隊・防備隊や蛇崎第一砲台があった場所です。

第十特攻戦隊第101突撃隊の位置は戦時日誌等からの推測です。

大まかな位置しかわかっていません。

 

 

次に米水津湾近辺です。記録や証言によるとこの海域で訓練を実施れていたと言われています。

壕が3か所確認できた小浦楠の浦や色利浦もしくは宮野浦にも壕があったのではないかと思われます。

これらの湾は潜航艇を隠すにはもってこいのところだったと思われます。

 

鶴見半島の丹賀砲台や鶴御崎砲台の位置です。また水の子島灯台の吏員休息所の位置や佐伯防備隊の砲台があった大島も入れてみました。

丹賀砲台がいかに離れていたか、また鶴御崎砲台や観測所などが突端にあったかがお分かり頂け課と思います。

 

 

 

 

 

 

鶴御崎周辺の航空写真です。

鶴御崎第一砲台附近の兵舎の位置などがはっきり確認できます。

またその突端にはかなり見づらいですが、第二砲台や兵舎の跡らしきものの確認できます。

 

佐伯訪問記⑭に続く