映画の脚本家は不幸なら不幸な程、面白い本が書けるという。
チャップリンは不幸な人生から、笑わない・笑えない人間になってしまった。
喜劇役者は、不幸な体験から笑いを忘れてしまった人間が多い。
オードリーヘップバーンは戦時中の貧しい暮らしから生ごみを食べて、ひどい下痢を起こしたことがあるらしい。
彼女の喜怒哀楽の演技は、どこか冷めているのは、そんな負の体験からくるのかもしれない。
「1+1=1」と、そんな間違った答えに「この子は自分が思うよりも賢い子かもしれない。」と思える。それは、どんな体験をすれば、そう思えるんだろう?
エジソン少年は「1+1=1」と答えている。
しかし!
そんな子からイノベーションは生まれている。
そして!
自閉症児のなかに理数系で才能を発揮する子がいるという。
驚くのは!
自閉症児が有名大学で教育を受けている。
自閉症児の入学を認めたアメリカの有名大学は、自閉症という学習障害を見て。
負の思考力を見て。
「どうして可能性を感じたんだろう?」
「どこに可能性を感じたんだろう?」
学習障害児を見て「この子は自分が思うよりも賢い子かもしれない。」
どうして、そんな風に思えるんだろう?
どんな体験をすれば、そう思えるんだろう?
それらは規格外で、今まで「無価値」と思われてスルーしていたもので。
「捨てるものはないなぁ。」という印象を受ける。
野球でも古い成功例からも、まだまだ新しい発見や気付きがあって。
そんな体験からも「捨てるものは無いなぁ。」と感じる。
そんな成功体験があって。
「イノベーションは、どれもこれも価値が無いと捨てていたものじゃない。」
偏差値大学はテストで失敗している。
既存の知識を暗記させて、それと違うと[×]をつけて切る捨ててしまう。
模範解答しか評価しない。
「模範解答なら教科書に書いてあるじゃない!」
東大からは才能が育たない。
東大には自閉症児がいない。
というよりも!
自閉症児という負の思考力を見て。
「この子は自分達が思うよりも賢い子かも知れない。」と感じる教授がいない。
自閉症児だった学者なら「うん?」と感じるのかも知れない。