「チャットGPT」 185 | エイジのブログ

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深夜のNHKラジオで北山修の曲を聞きながら「女性に、もてたんだろうなぁ。」と思う。

しかし精神科医としては、どうなんだろう?

 

「患者の心理が理解できるのか?」

 

「医師を育てるのに模範解答を求めるテストで良いの?」

 

『ローマの休日』を書いた脚本家トランボは赤狩りで祖国から追放されて『パピオン』のような救いのない絶望的な物語を書いている。

トランボは存在を否定されて、どうしてこんなことになるのか[答え]が必要だったのかも知れない。

今・この瞬間!自分の身に起こっていることに呆然としている。しかし怒りや恐怖という現実感に気持ちは大きく揺さぶられる。そんな心境だったのかもしれない。

 

トランボにとって『ローマの休日』はおとぎ話ではなく。

彼は現実を受け入れることができない。

 

[答え]が必要なのも。

考え続けるのも、現実を受け入れることができないからで。

 

「どうして・・・。」

「なんで自分なんだ。」

 

[答え]を必要として。

考え続けている。

 

医師には、患者のそんな[負の感情]に共鳴する感受性が必要で、優等生指向のテストに疑問を感じる。

 

現実を受け入れるためには[答え]が必要で、教科書で暗記しただけの知識では弱い!

 

トランボは自分の気持ちを癒やすことができない。

 

オードリー・ヘップバーン(王女)がローマ市内にいて誰か気付くはずなのに、誰も気付かない。

トランボは怒りや恐怖という現実感を忘れたい。そっとしておいて欲しかったのかも知れない。

 

『ローマの休日』は結論のハッキリしない終わり方をしている。

 

トランボにはハッピーエンディングよりも大切なものがあって『ローマの休日』は、トランボにとって、おとぎ話ではない。

 

彼は赤狩りで追放されている。

 

そんな事情を知ることで、トランボの心情にピントが合ってくる。

 

やはり!

理解するためには、個人的な事情を知ることは必要。

というよりも!

個人的な事情を知ることで、感情は、生生しいリアリティーを伴って伝わってくる。

 

田淵幸一は「インサイドアウトだ。」と言うけど、どうすれば、それができるのかまでは思い浮かばない。

ホップ・ステップまでは、いっても最後のジャンプまで行きつかない。

 

もう少し執着心があれば思い付いたのかも知れない。

 

それは案外[負の思考力]が欠けていたのかも知れない。

 

トランボには、

[答え]が必要なのも。

考え続けるのも。

現実を受け入れることができないからで。

 

「どうして・・・。」

「なんで自分なんだ。」

 

[答え]を必要として。

考え続けている。

 

最後のジャンプは[負の思考力]なのかも知れない。

 

「北山修は女性に、もてたんだろうなぁ。」と思う。

しかし精神科医としては、どうなんだろう?

 

「患者の心理が理解できるのか?」

 

「医師を育てるのに、優等生指向で良いの?」

 

「もっと[負の思考力]に注目した方が良いんじゃないの。」

 

やはり!

教科書には限界があって、周辺の知識がないと理解できないのかも知れない。

 

小学校の教室にはタブレット端末があって、生成AIが使える環境で、そんな周辺の知識や他人の感情に共鳴する子を見て、教諭は「この子は医師に向いている。」と感じると。

タブレット端末が、日本の優等生指向という矛盾を補ってくれるのかも知れない。