昔から「右に打て」と言って、荒川コーチは「右手を、かぶせる」と言う。そして落合博満はバットの先を左打席の方に倒して構えるので、案の定!バットの先が出遅れて、たしかにバットは体に、くっつくけど、出遅れるので矛盾している。
どれもこれも、後一歩のところで行き詰っている。
田淵幸一は「インサイドアウト」だと言うけど、漠然としたイメージまでは思い付いても、その方法までは思い付けない。
ただ!
それを日本語で「内から外」と言えば「なるほど!」と気付いて、英語では気付かないけど、日本語なら気付くことができて、そして日本刀のイメージでバットを振れば、それはできる。
というように!
周辺にある知識は繋がっていく。
言葉を、違う言葉に変えてみるだけでも気付きを得ることはできる。
おそらく!
同じ言葉で考えているので、同じイメージで、同じ方向で、何度考えても同じ答えしかでないので行き詰ってしまう。
「内から外」のように、言い方を変えることで気付くことができる。
[チャットGPT]の出番かも知れない。
一つに絞り込むというよりも、いろんな例文を示して、違う言葉や多様な表現の仕方を提示することで思考の手伝いをしてくれるのかも知れない。
どうしても!
二次元の教科書には限界があって。
立ち位置を変えて、違う角度から見る、三次元の立体として見せたり、四次元の動画として見せるのも効果的かも知れない。
自動車を正面から写した写真と側面から写した写真は違っていても、ちゃんと同じ車という判断はできるように、三次元の立体なら、周辺にある知識は[同じもの]として認識できる。
そして!
「内から外」と日本語で言う方が、動く四次元の動画としてイメージもできる。
そして話を膨らまると、周辺にある誰でも知ってる知識は繋がっていく。
そのことに誰かが気付くと、アッという間に伝わっていく。
そして日本語は連想の働く言葉で、何かを思い付くと玉突きのように展開していく。
日本人は、話し手の言葉足らずな説明にも[さっして]解釈を付け足して、ちゃんと理解してくれる。
聞き手は、空気を読んで、話を膨らませて聞いてくれる。
文法を整えて理解してくれる。
そんな時、一本足打法は[プランB]に変化しても良いんじゃないの。
正解を求めるテストが日本人の理解力を駄目にしている。
日本人には弱点があって。
孤立を怖がっている。
周囲を出し抜く、皆から離れていく発想ができないし。
そのうえ「空気を読め。」と周囲も歩調を合わせることを求めてくる。
これでは技術革新が生まれてこない。
しかし!
とりあえず皆についていくと、そのうち分かる。
そこまでの従属性は、もう学習能力かも知れない。
しかも!
日本人はクローン人間のように均一で、言わなくても通じるテレパシーのようなものを進化させている。
日本人は[他力本願な思考力]で成果をあげている。
グループ学習が最も効果的なのかも知れない。
偏差値で孤立化させると不安で、そして対立させても思考は弱体化してしまう。
そんな時!
日本にも成功体験があって、言葉を言い換える、そのための類語を並べてみたり。
[さっして]話を盛る、そのために周辺にある知識を載せたり。
分からなくても、とりあえず、ついていくと、そのうち分かるので「?」という疑問文で表現したり。
俳句のように空想や連想の働く表現をすることで[プランB]に変化していく。
そんな[チャットGPT]が、日本人の思考を手伝ってくれるのかも知れない。