嫌いな人間には感心がない、
義理の弟が死んだ時もそうだった…
死体の確認…
これは義務だから警察に行き、
家族には見せられないと、そんな状態の死体を、
潰れたゴムまりのような、
傍らに無造作にかき集められた肉片と一緒に…
ただ義務的に、何の感情もなく見ていた…
悲しみも浮かばず、妹と、甥っ子のことだけが気がかりだった。
同僚の死…
悲しいと言うより寂しかった。
彼にとって、自分たちの何気ない日常会話でさえ気になってしまったかもしれない…
そう自分を責め、寂しくなった。
人によって感情がこんなにちがう…
いつからだろうか?…
中学時代、いじめを受けていた。
脱出からの手段…は、切れる…
いじめが無視に変わる…それでよかった。
この時の切れる、は計算だった…
高校に入り仲間に恵まれた…
平穏な日々…
友人の一人が死んだ…
彼らと待ち合わせの場所へ単車を飛ばしてる途中、
交差点で見慣れた単車が転がってた…
見回すと友人も…
呼びかけるとうなるように返してくる。
トラックとの正面衝突、しかもノーヘル、
近くの友人に家への連絡を頼み、救急車で一緒に病院へ…
それが最後だった。
悲しくて、悔しくてすごく泣いた…
いじめのやつらの中の一人が死んだことを知ったとき、
いい気味だと思った。
自分って冷たい?
みんなそんなもんだと思う…
最近の自分、優しくなったんじゃなく、
人に期待したり、頼ってみたり、よけいな好意を持ってみたり…
そして、思いどうりにならないから切れてただけ?
いやだな…そんな自分…